ビックコミックスペリオール2021年5号(2月12日発売)の『血の轍』第92話!
この記事ではネタバレと考察・感想を紹介しています。
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血の轍【第92話】のあらすじ・ネタバレ
幼い頃に自分の母親に崖の上から落とされ、殺されそうになった時の記憶がフラッシュバックした静一は、当時のことを回想シーンとしてじっくりと思い浮かべるところから今話は始まります。
その中で静一は、自分が最愛の母親を苦しめていた原因だと思い詰めた様子で、断崖絶壁の上で正に母親に突き落とされる直前でした。
と言うよりも、自分から母親の静子に対して自分を殺して欲しいと懇願しています。
それだけ自分が母親の重荷になっていた、自分など居ない方がよかったとすっかり思い込んでしまっており、殺して欲しい、ちゃんと殺して欲しいと何度も母親に対して発します。
ここでの静一のセリフが活字ではなく、全て手書きなのは、まだ読み書きも満足にできない幼い頃のことだと表現していると共に、その全てが静一の心の叫びといった感が強く感じられる“演出”です。
何度も何度もそのようなことを言われ続けた清子は、ついに静一を両手で抱え、崖の上から落とそうと決意します。
それに対して「これでやっとらくになれるね まま」(原文のまま)とその母親の行動に対して微笑みを浮かべた静一と、ここから静一を落とそうとついに決めた清子の「ママのために消えようね」というセリフから、ここで両者の考えが一致したようです。
そして、清子は「ばいばい 静ちゃん」と言い残し、「せぇーのぉー!」と勢いよく静一を崖から落としてしまいました。
ここで回想シーンは終わり、現実に戻った静一ですが、これらの記憶から、あの時、母親が自分が居ない方がいいと思い、その意識から一方的に突き落とされたのではなく、実は自分で自分を殺そうとしたのではないかと気付きます。
自分が居ることで母親を苦しめていると考えてしまった為に自分の存在意義が分からなくなり、幼心ながらも自分が死ぬのが一番だと考え、さすがに我が子に対してそこまでしようとは思っていなかった母親を自分から自分を殺すようにけしかけ、そうさせてしまっただと思い出したのです。
そして、落とされる時にも自分が笑顔のままだったことも分かりました。
母親にそこまでさせてしまった自分を悔いているのか、それとも自分は何ということをしてしまったかとでも思っているのか、はたまたあの時母親は本当はどんな心境だったのかと考えているのか分からないといった表情を浮かべた誠一は、確かに母親が自分を邪魔だと感じていたのは間違いなかったものの、崖から放り出された時には自分と同様に笑顔だったこともしっかりと覚えており、これが更に今静一を混乱させてしまう要因になっているようです。
それから静一はその混乱からか、何を考えているのか分からない呆然とした表情で、自然と両手が自分を崖の上から突き落とした母親が見せた、我が子を放った後のポーズになっていました。
当時のことをはっきりと思い出し、うつろな目のままそのポーズをとった静一がこれからどうなってしまうのか大変心配ですが、ここで今話は終了です。
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血の轍【第92話】の考察・感想
母親が自分自身の為に泣く泣く静一を崖から落として殺そうとしたのではなく、静一からそうするようにとけしかけ、それにすっかり乗ってしまった清子ですが、これが本当の記憶なのかと疑ってしまいました。
どれだけの事情があろうと、さすがに笑顔で我が子を殺そうとするとは考えられず、この静一の記憶は正しいのかどうなのか、次話以降の展開に興味が増すばかりで、最後の呆然とした表情の静一が一体どんな行動に出るのか予想もつきません。
まとめ
以上、『血の轍』第92話のネタバレと考察・感想をお届けしました。
次回の『血の轍』第93話は、ビックコミックスペリオール6号にて2月26日に発売されます。
次回のネタバレ・感想の記事もお楽しみに!
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