この凶愛は天災です【第12話】ネタバレと考察・感想!猫美、家出する

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LaLa2021年4月号(2月24日発売)の『この凶愛は天災です』第12話!

この記事ではネタバレと考察・感想を紹介しています。

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この凶愛は天災です【第12話】のあらすじ・ネタバレ

混沌と饕餮の喧嘩

猫美は、檮杌と畑仕事にいそしんでいた。

花魄との一件が落ち着き、ようやく日常に戻れると思った矢先…。

混沌に蹴り飛ばされた饕餮が畑に転がり込んできた。

「…千年前から何も変わっていないな」

混沌が饕餮に冷たく言い放つ。

二人は力を奪っただの、不意打ちで口づけしただのと言い争っていた。

花魄での一件で、混沌が饕餮から四凶の力を奪うために口づけしたことが発端で喧嘩を始めたらしい。

「そんなくだらない争いで家を壊さないで下さい」

猫美は青くなって必死に二人を止めようとする。

二人が争えば争う程、大事な家が壊れていく。畑が、扉が、穏やかな日常が――…

「いい加減に」

止めにはいった猫美を饕餮は突き飛ばした。

「「関係無い奴はひっこんでろ!」」

混沌と饕餮が声を揃えて一喝する。

突き飛ばされて畑に顔から突っ伏した猫美は無表情で立ち上がり、家の中に入ったかと思うと大きな風呂敷をかついで出てきた。

「ついて来ないで下さい」

近くに立っていた窮奇に「しばらく家出します」と書いた手紙を手渡し、四凶を残して猫美は家を出たのだった。

花魄のお店

猫美は正直疲れていた。何度も起こる非現実的で荒々しい出来事に。

少しでいいから穏やかな日常を送りたい――そう思って行き場を探していた猫美に声をかけたのは、花魄であった。

誘われて、花魄が営んでいるという雑貨屋にやってきた猫美は、店の中に入るなり目を輝かせた。

可愛いものと女の子が大好きな花魄は、趣味でこの雑貨屋を経営しているらしい。店を手伝ってくれるのなら二階に住まわせてやっても良い、という花魄の言葉に喜ぶ猫美。

花魄が、明日から早速手伝って―…と言いながら戸を開けかけたところに、追ってきた饕餮と混沌が立っていた。花魄は、猫美に気づかれる前に即戸を閉じた。

花魄の枝に仲良く捕らえられた二人は、まだ言い争いをしている。

混沌は、猫美が出て行ってしまったことが面白くなかった。

(何処へ行こうと逃げられる訳が無いのに――)

穏やかな生活

翌日から、猫美は花魄の店を手伝い始めた。

花魄が選んだ服を身に着け、髪型も可愛らしく結っていた。普段と違う猫美の様子を物陰からうかがい、頬を染める饕餮を見て混沌は思わず殴りつけた。

そんな様子も知らず、猫美は仕事を楽しんでいた。花魄も有能な猫美を頼りにし始めた。

花魄は猫美に買い出しに行く、と言って出かけて行った。

「…どうじゃあの姿 妾が服を着せたのだぞ 可愛らしいじゃろう」

…実は買い出しではなく、物陰で見ていた饕餮と混沌を捕らえにきたのだった。

「ほどけ花魄 小娘を連れて帰る」

凄む混沌に少しおびえつつも、花魄は強気だ。猫美から力を失ったことを聞いていたらしい。猫美の望みは穏やかな生活。しかし四凶たちといると叶わないがために家出したのだ、戻るかどうかは猫美が決めることだと言い残し、花魄は店へ戻っていった。

「――…穏やかな生活とは何だ」

「知るかよ俺に聞くな」

独り言だ、と言い返す混沌の目には、楽しそうに過ごす猫美が映っていた。

久しぶりの自由で穏やかな生活を楽しむ猫美だったが、ふとしたときに四凶のことが気にかかっていた。

(…ご飯食べてるかな…)

今は忘れようと思ってもなかなか頭から離れないことにもやもやしながら過ごしていたある日、猫美の居場所を突き止めた檮杌と窮奇が店まで探しに来た。

「いた!猫美――!」

姿を見た檮杌は猫美に抱き着き、窮奇は普段と違う可愛い装いの猫美に「尊い!!」とその場で泣き崩れた。とっさに花魄が猫美と二人の間に割って入る。

「猫美を連れ戻しに来たのか?」

「無理やりそんな事はしませんよ 様子を見に来ただけです」

猫美の可愛さにひたりながら窮奇が答えた。

猫美はおそるおそる、窮奇にみんなの様子を尋ねる。

「食材を荒らしたり物干し竿を折ったり 部屋や衣服を汚したり破いたりしていませんか?」

「…さぁ?」妖しく微笑む窮奇。

「ぼくはいいこにしてるよ?」そっぽをむく檮杌。

…二人の様子に、猫美の不安は止まらない。

仕事の邪魔になるだろうから、そろそろ帰るという窮奇に猫美はもう一度訊いた。

「ごはんはちゃんと食べていますか?」

「心配しなくても皆元気ですよ いつも通りね」

そう窮奇に言われたとき、猫美は混沌と饕餮に「ひっこんでろ!」と言われたことを思い出した。

去っていく窮奇と檮杌の背を見ながら、猫美の顔がこわばっていたことを、花魄は見逃さなかった。

絶対帰りたくない!

――その夜。部屋で休んでいた猫美のところに、寝間着姿の花魄が乗り込んできた。ベットに寝ころぶ猫美にダイブしてくる花魄。

「女子とーくなるものをしようぞ」

花魄は朝猫美の顔がこわばっていたのが気になって、愚痴を聞きに来てくれたらしい。

あの二人の争いに腹が立っておるのだろう、という花魄に猫美は悔しいのかもしれないと答えた。

屋敷の外では、混沌と饕餮が木の上から猫美の話を聞いていた。

四凶がいなければ穏やかな生活が送れる、猫美はそう思って家を出たのに。気が付いたら皆の事ばかり考えている。穏やかな日常とは程遠いはずなのに、あの日常に戻りたがっていたのだった。だから。

「今は絶対に帰りたくありません」

こっちは家を壊されてもんもんとしているのに、あの二人は反省すらしていない。これで帰ったら何だか負けのような気がする、と猫美は腹を立てていた。

それを聞いて花魄は、無理もないのぅと外にも聞こえるように大声で言った。

「四凶などロクな神ではない 己の快楽でしか行動せぬ 童のような思考だからのー」

花魄は猫美の隣に寝ころんで、妾は主が好きだぞ、と笑った。

あんな奴らなど放っておいてずっとここにいれば良いのじゃ、という花魄に猫美は思わず涙腺が崩壊した。女の子にそんなことを言われたのが初めてだったのだ。

「このまま帰ってこないつもりかよ」

「反省とは何だ」

話を聞いていた混沌と饕餮は口々に言う。

そこに現れた窮奇が、猫美が家出した原因は二人の喧嘩なのだから仲良しになれば帰ってきてくれるかもしれませんよと笑って言った。

冗談じゃねえ、てめぇなんて大嫌いだという饕餮に、私は好きだぞ?子犬の様に可愛いしなと挑発する混沌。仲良くする気配はまったくない。

そんな二人の様子を見てだめじゃないかな、という檮杌と面白がっている窮奇なのだった。

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この凶愛は天災です【第12話】の考察・感想

花魄、再登場です。こんな形でまた出てくるとは…予想外でした。

しかも猫美とめっちゃ仲良くなってますね。まさに昨日の敵は今日の友です。

騒がしいのが嫌になって飛び出したのに、やっぱりどうしているか気になってしまう…という猫美の気持ち、なんだか分かるような気がしました。気にしてしまう自分にも腹が立つんですよね。もうほっとけばいいのに!と思ったりして。

このまま仲良く女子二人で生活、というのも楽しそうですが、四凶(特に混沌)が許してくれなさそうです。しかし今の仲の悪さで帰ってきてもらえるのか!?猫美を連れ戻す作戦を何か立てるのでしょうか…。

次回の展開が楽しみです。結局猫美は帰ることになるのでしょうが…。

まとめ

以上、『この凶愛は天災です』第12話のネタバレと考察・感想をお届けしました。

次回の『この凶愛は天災です』第12話は、LaLa5月号(3月24日発売)にて掲載予定です。

次回のネタバレ・感想の記事もお楽しみに!

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