ミミズクと夜の王【第5話】ネタバレと考察・感想!食べられたい理由(わけ)

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LaLa2021年4月号(2月24日発売)の『ミミズクと夜の王』第5話!

この記事ではネタバレと考察・感想を紹介しています。

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ミミズクと夜の王【第5話】のあらすじ・ネタバレ

フクロウの屋敷

ミミズクは、フクロウのために美しいものを集めていた。

額に刻まれていた奴隷としての番号を、魔法で美しい紋章に変えてくれたフクロウのために。

集めた花を持ってフクロウの屋敷にそっと入ると、フクロウは大きなキャンパスに向かって絵を書いていた。

<フクロウはきれい 絵も>

<おへやもきれい でも>

フクロウの傍らに座って、ミミズクは尋ねた。

「食べてもらえないの何でだっけか」

フクロウは絵に向かったまま、逆にミミズクに尋ねる。

「何故私に喰われたい 何故魔物に喰われることを望む」

ミミズクはそれに対し、はっきりと答えた。

「死にたくなかったから」

死にたくなかったから

「っとねー ミミズクはナイフを使うの嫌いなーのよー」

唐突に理由らしきことを話し始めたミミズクに、フクロウはわかる言葉で話せとたしなめる。

ミミズクは、盗人の村で奴隷をしていた。そこでは色々な仕事をさせられた。汚い仕事、痛い仕事…。それらは何とも思わなかったが、ミミズクが一番嫌いだったのは『人をさばく』仕事だった。

村人が殺した人間の腹を裂き、その中に手を突っ込んで心臓などの内臓を取り出す。取り出した内臓は、高く売れるのだそうだ。

その仕事の後は川で血や汚れを洗い流しても、なかなか血と内臓の匂いは消えなかった。

ナイフをつかむと、その時のことを鮮明に思い出す。

取り出した後に死体は埋めるのだが、その時には腐ってたくさん虫がわき、とても臭う。

「ミミズクあんなになりたくなかったから 食べてもらったら きっときれいだよねー?」

ってさー。それで…と話続けようとしたミミズクの口を、フクロウはそっと手の甲でふさいだ。

「もういい 話すな」

フクロウの優しい声色に、ミミズクは微笑んだ。

何故そこまでの扱いをされながら逃げなかったのか、とフクロウは訊く。しかし、ミミズクにはわからなかった。たくさん嫌だと思い、誰かが手を差し伸べてくれる夢を何度も見たのに、逃げようとしたことはなかった。

それが、毎日だったから。明日がかわるなんて信じられなかったから。

「ならば何故お前は今ここにいる」

「あーえっと それはねー」

あの日、ミミズクは馬小屋で眠っていた。干し草の中でぬくぬくと。ふと外で争うような声が聞こえ、外を覗くと村は何者かに襲われていた。

建物は焼かれ、村人は次々と殺された。

1人の男が馬小屋に近づいてくる。ミミズクは干し草にうずくまったが、男に首根っこを掴まれ外に引きずり出される。

「ガキか いや奴隷の娘か おもしろい」

ミミズクは必死に抵抗した。

「ミミズクはそん人刺したよー」

死体ではなく、生きている人間を刺したのは初めてだった。刺された男は倒れた。きっと、死んだだろう。

「ミミズク 殺しちゃったんだぁ」

ミミズクは座り込み、手を震わせた。顔には大量の汗が流れている。

命じられ、似たようなことをずっとやってきたのに。死体を何度も切り刻んだのに。それなのに…

「そしたらあたし もぅいいやー 疲れたぁって」

そして、昔々に聞いた話を思い出した。ずっと東に夜の森というところがあり、そこの魔物に喰われた人は何も残らないということを。

だからミミズクは、歩いてここまで来たのだ。

ミミズクの望み

「まだ 私に喰われたいのか 獣を称する娘よ」

顔をのぞきこんでくるミミズクの目を真っすぐ見返して、フクロウは問う。

(何を当たり前のことを聞くんだろ)

ミミズクはもちろんだ、と答えようとした。しかし、そう答えることはできなかった。

(なぜだろう 今頼んだら なんだか食べてくれそうな気がしたのに)

ミミズクののぞみ。本当はもっと別のものなのだろうか。

ミミズクは、フクロウに今日はここで眠ってもいいかと尋ねた。このきれいな部屋で、フクロウの絵に囲まれて眠れたらどんなにかいいだろう。

フクロウは黙って絵を描き続ける。それが答えだった。ミミズクは、フクロウの足元に横になった。

明日はどんな世界が広がっているだろうか。そう思いながら眠りにつく。

もしも目が覚めた時フクロウがいなくても、また探しに行けばいい。

フクロウは眠るミミズクの頭にそっと触れ、また絵を描き続けた。

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ミミズクと夜の王【第5話】の考察・感想

ミミズクがフクロウに食べてもらいたがる理由。フクロウと同じように私もどうしてなのかなと疑問に思っていましたが、今回明かされましたね。

奴隷だった、というのがすでに過酷な設定なのに、盗人の奴隷だったというのがさらに過酷さを増しています。

ミミズクは相当辛い思いをしてきていますよね…。明るく語るのがかえって痛々しかったです。

だからこそ、フクロウの態度が優しくなってミミズクを受け入れる雰囲気なのがすごく救いに感じました。

食べられたいと願い続けたミミズクに、生きてフクロウの側にいたいという願いが生まれたんでしょうか。

まとめ

以上、『ミミズクと夜の王』第5話のネタバレと考察・感想をお届けしました。

次回の『ミミズクと夜の王』第6話は、LaLa5月号(3月24日発売)にて掲載予定です。

次回のネタバレ・感想の記事もお楽しみに!