シャドーハウス【第83話】 ネタバレと考察・感想!

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『シャドーハウス』掲載
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週刊ヤングジャンプ2020年52号(11月26日販売)の『シャドーハウス』第83話!

この記事ではネタバレと考察・感想を紹介しています。

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『シャドーハウス』第83話のあらすじ・ネタバレ

サロンで独りぼっちのケイト

ケイトとエミリコは、サラとルイーズを探して屋敷の中をまわっていた。

班長になったケイトには、班員が趣味の活動を行っているか、問題行動を起こしていないかなどを『星つき』に連絡しなければならないという日課があるからだ。

だが一番の問題は双子のイザベルとミラベルだ、新しい班になってから一度も会えていないと気が重そうに言うケイトを気遣って、エミリコはサロンで一休みすることを勧めた。

二人がサロンに入ってお茶にしようとすると、後ろから「おやぁ?」と声をかけてくる者があった。

「サロンにひとりで来る悲しい奴…」「ケイト ひとり班の班長だったか?」

ダグラス、ジェームズ、ローレンス、ピーターという第1班の面々であった。

「…騒がしいわね…」と眉をひそめる(顔は見えないが)ケイトに、ダグラスはサロンでひとりは恥だと言い放ち、ルイーズが”星つき”の居住塔をよくうろついているが問題行動ではないのかと指摘した。

まだルイーズに会えていないケイトは、思わぬ事実に不意を突かれた。「え…⁉」

ダグラスたちは、自分達より班員のことを知らないケイトを馬鹿にして嘲笑った。

そして双子の好物がジャムタルトだということを告げ、どうせ手土産なしに訪ねるつもりだったのだろうと駄目な班長呼ばわりをした。

何も成していないお前が班長だと誰も認めていない、と冷たく言うダグラスにケイトは怒りの煤を上げ「失礼!」とその場を立ち去った。

本当のことはみんな知らない

部屋を出て行きながらケイトは、みんながしょっちゅうお茶会を開いているのは、班員の状態を知るのに一番良い方法だからなのだということに気づいた。

「あ!」怒りいまだ冷めず、煤を上げ続けているケイトの背後で誰かが声をあげた。思わずドキッと身をすくませるケイト。

ケイトが振り返ると、そこには班長に呼ばれてサロンにやって来たジョンがショーンと立っていた。

何を怒っているのか聞くジョンに、ケイトはダグラスに馬鹿にされたのだと説明した。

煤を上げて烈火のごとく怒るジョン。「亡霊騒ぎを解決したのはケイトなんだぞ!そのことを知ればみんな認めるはずだ!」と叫ぼうとして慌てたショーンに口をふさがれている。

「それはだめよ」口に人差し指をあててケイトもジョンをたしなめた。事件の顛末については”星つき”に口止めされており、全てを正しく知っているのはケイトとジョンと”星つき”だけなのだ。

表向き”珈琲”を割ったのは双子のせい、亡霊騒ぎは掃除を怠ったせいだということになっているから、と。

ジョンは、マリーローズに対する認識が皆ばらばらなので、ケイトが班長に相応しいことを説明するのをあきらめざるを得なかった。

ケイトは、ジョンにパトリックの洗脳状態がどうなっているか尋ねた。

以前より館のルールにうるさくない気がする、と答えたジョンは、続けて栄光の廊下が修繕中で”珈琲”がこっちに届いていないため”生き人形”たちはしばらく飲んでいないんだと話した。

しかし、修繕が終わったらおそらくエドワードがやって来る。4人は顔を見合わせた。

そうしていると、ジョンが班長のウィリアムに呼ばれたといってケイトに別れを告げた。

サロンに入っていくジョンと、ウィリアムたち。班長のウィリアムと班員たちは、ケイトに不安そうな視線を投げかけていた。

どうやら、味方になってくれる班長は誰もいないようだった。

班員のサラはケイトの知らないところで”星つき”と関わっている可能性があり、サラも協力的とはいえない。問題が山積みのケイトに、エミリコが励ましの言葉をかけた。

「ひとつずつ向き合っていきましょう まずはイザベル様ミラベル様です!」「ケイト様ならきっと解決できますよ!」

明るい笑顔で励ますエミリコに、ケイトは気を取り直してまずは双子の部屋を訪ねることにしたのだった。

双子のイザベルとミラベル

部屋を訪ねたケイトとエミリコを見るや否や、双子は声をそろえて私たちはケイトが班長だと認めていないと一蹴した。

双子の片割れのイザベルは、出掛けるからどいてよねと言って生き人形のベルの手を引いた。

「イザベル!!待ってよ 次は私の番よ!」

イザベルを引き留め、双子はどちらが出掛けるか言い合いになってしまう。

双子なのに今生き人形が一人で顔が一つしかない…そのため交代で部屋をでるしかないのだった。

言い争う双子に挟まれ、おろおろと二人の顔を見るしかないベルは、とうとう泣き出してしまった。

また泣き出した、すす病になりすぎたせいだと騒ぐ双子。しかし、様子を見ていたエミリコにはすす病のせいではないことに気づいていた。

こんな生活にもう我慢の限界だった双子は、ケイトに班長なら分かるはずよと難題を突き付けてきた。

「ベルはどっちの顔なの⁉」

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『シャドーハウス』第83話の考察・感想

ケイトへの他の子どもたちのやっかみがひどかったですね。

班長になる理由は十分にあるのに、”星つき”に止められていてはっきり言ってやれないのは辛い所です。

本人も周りも思わぬ大抜擢だった場合、やっかみがあったり下が指示を聞かなかったり、というのは世の常ですね。

ケイトも悩みが多くて大変そうですが、エミリコがいるから大丈夫なはず!

まずは双子のお悩みに向き合うケイトとエミリコですが、同じ顔のはずの双子から「どっちの顔なの⁉」と聞かれても困りますよね。

一体どうやって答えるんでしょう?次回からの展開が気になります!

まとめ

『シャドーハウス』第83話のポイント

  • ケイト、ダグラスに班をまとめられずひとりでサロンに来ていることを馬鹿にされる
  • ジョンにはケイトが班長になった理由がわかっているが、皆に話すのは”星つき”に止められている
  • 双子のイザベル・ミラベルに生き人形がベル一人しかいないので、二人は外出するにも交互でなければならない

次回の『シャドーハウス』83話は、週刊ヤングジャンプにて12月3日に発売されます。

次回のネタバレ・感想の記事もお楽しみに!

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