週刊ヤングジャンプ2021年1号(12月3日発売)の『シャドーハウス』第84話!
この記事ではネタバレと考察・感想を紹介しています。
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『シャドーハウス』第84話のあらすじ・ネタバレ
双子の問いかけ
「班長ならわかるわよね ベルはどっちの顔なの⁉」
部屋を訪れたケイトに、双子のイザベルとミラベルは問い詰めた。
その様子を、物陰から窺っている人影が一対。
先ほどサロンでケイトを馬鹿にしたダグラスたちだった。
「そもそもイザベルとミラベルは自分の顔を決めていないわけ?」
ケイトがそう問う。
「知らないわ!同じ顔だったし差がないもの」
双子たちはそう訴えた。どっちなの、と再度責めるように聞く双子たちに、ケイトは諭すように言った。
ベルはすす病でおかしくなったわけではなく、双子が言い争いをしているから「顔」が出来ないのだということ。
状況に文句を言っても仕方がない。今から出来ることをやるしかないということ。
隣でエンリコがうんうんと頷いている。
ケイトはさらに続けて言う。
ベルは貴女たちの憎たらしい性格を見事に表していた、元々決まっていなかったのなら彼女は両方の顔が出来るはずだと。
「残った顔をもっと大切にしなさい!」
ケイトは、最後に双子をそう叱りつけた。
ケイトの叱責を受けて、双子はベルを間に挟んで黙り込む。
静かになった双子に、ベルは声をかけた。
「さあ班長命令よ」「…ジャムタルトでも食べに行きましょう」
「ふたりの顔はこれで間違いない!」
ケイトたちは、双子とベルを連れて再びサロンに向かっていた。
その姿を見て、ざわつく子どもたち。
「なんなのよあんたたち!こっちは見せ物じゃないのよ!!」
こちらを見てひそひそ笑っている子どもたちに、双子が怒鳴りつける。
ケイト班のサラとルイーズも、ちょうど姿を見せていた。
サラは双子に1つの顔で連れ出して来たことを問い詰め、一方のルイーズは面白がっている。
そこに、ダグラス班の連中がやってきた。
「イザベルミラベル!顔が足りてないぞ」
どっちか処分だ、とはやしたてるダグラス班。周りのこどもたちもそれに合わせる。
そんな騒ぎの中で、ケイトは静かに語り始めた。
「皆に見分けがつかないくらいイザベルとミラベルはシンクロしている…」
「もちろん”生き人形”もね …そんな双子に貴方たちは顔の差があると思っていたの?」
「今もこのふたりは同じ顔をしているわ!だったらふたりの顔はこれで間違いない!それがわからない⁉」
ケイトの堂々とした迫力に、はやしたてていた面々はばつが悪そうに顔を見合わせた。
「いやいや ルール違反だろ」
そこに班長のダグラスたちが”星つき”のリーダー、バーバラとその”生き人形”バービーを伴ってサロンに現れた。
「ひとつしかない顔 ”生き人形”は掃除もさぼっているらしい」
ダグラスはどう思います、とバーバラに声をかける。
ダグラスは返事を待たず、ケイトにも屁理屈班長、と話しかけた。
そもそも”珈琲”を割ってこどもたちの棟に混乱を招いたのはそいつらだ、同じ顔をしてようがシャドーふたりに”生き人形”1体なんて聞いたことがない。
ダグはケイトを責めるダグラスの後ろで櫛を取り出し、髪を整え始めた。
「そんな奴らを表にだしてくるなんて班長失格だよ ケイト!!」
ダグラスが高らかにケイトに言い放ち、整え終わったダグが勝ち誇った顔をした瞬間、ダグの顔色が変わった。
ダグの両手が、その意思と反して整えた髪をぐしゃぐしゃにし始めたのだ。
他のダグラス班の生き人形たちもシャドーの側を離れ、勝手にテーブルの上へのぼって暴れ始めた。
ダグラスはダグに向かって「髪を…髪を乱すなー!!」と叫ぶも、ダグにも止めることができない。
それは、イザベルミラベルのすす能力によるものであった。
”生き人形”を操る能力。
双子は、窮地に立たされていたケイトを助けたのだった。
「…ダグラス こんなものを見せるために呼んだのですか?班の問題は自分で解決しなさい」
後ろで傍観していたバーバラが口を開いた。
これは双子が…と弁解しようとするダグラスを遮って、バーバラは先ほどのルール違反の件ですが…と続ける。
双子の片方がいなくなった場合処分するべきかどうかは、大人が判断すること。
今現在双子は元気なのだから処分の必要はないこと、すす管清掃から帰還してきた実績があること。
罰はもう終わっている、班員のことは班長に一任しているのだと言った。
「貴方は他の班のことを心配している場合ですか?」
バーバラの後ろでバービーがダグラスとダグを睨む。
睨まれたダグラスとダグは、口をつぐむしかなかった。
その様子をみていたケイトは、バーバラが双子に濡れ衣を着せてしまったことを後悔しているのかもしれないと思った。
バーバラは去っていった。ダグラスたちも、すごすごと引き返していった。
残ったのはケイト班の面々。
ケイトの視線に気づいたサラは、「…わかったわよ ”星つき”の決定に従えばいいんでしょ!」とそっぽを向いた。
騒ぎが落ち着いた廊下で、ケイトはパチンと手を叩く。
「…さっ 第10班全員揃ったわね」「サロンでお茶でもしましょうか」
ようやく揃った10班は、並んでサロンへと向かったのだった。
栄光の廊下
「これで栄光の廊下の修繕は完了だ…」
栄光の廊下で、大人たちが佇んでいる。
エドワードは、にやりと不気味な笑顔を浮かべている…。
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『シャドーハウス』第84話の考察・感想
イザベルミラベルは見分けがつかないほどシンクロしていて表情も同じ。だから顔が1つでもいい…。なるほどー!ケイトはよく考え付きましたね。
その機転もそうですが、ケイトのリーダーシップの片鱗が見えた回でした。
ケイトが班長にふさわしいのか懐疑的だったこどもたち、特に班員たちにビシッと知らしめることができたのではないでしょうか。
ようやく、バラバラだったケイト班がまとまっていけそうですね!
そして、栄光の廊下…修繕が終わってしまいました。また一波乱ありそうな予感です。
まとめ
次回の『シャドーハウス』85話は、週刊少年ヤングジャンプにて12月10日に発売されます。
次回のネタバレ・感想の記事もお楽しみに!
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