あおざくら 防衛大学校物語【第209話】ネタバレと考察・感想! 第一大隊、スランプ!?

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週刊少年サンデー2021年2・3合併号(12月9日販売)の『あおざくら 防衛大学校物語』第209話!

この記事では最新話のネタバレと考察・感想を紹介しています。

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『あおざくら 防衛大学校物語』第209話のあらすじ・ネタバレ

総端艇訓練、概要

「ポンド」の港に集合する二学年、海上要員の生徒達。

教官千葉による「総端艇」の訓練の説明を受けていた。

総端艇は有事の際迅速にカッター(端艇)を出艇できる訓練であり、それは海上自衛隊の清強即応(いかなる時も油断せず、精強で、事態に即応し、国民に「日本の誇り」として認められること)の精神にも通じるとの事。

今回行われる訓練は溺れている人を救助して戻ってくるという想定であり、カッターのルートは沖のブイを回って戻ってくるというもの。

そして隊同士でカッターのタイムを競わせ、順位をつける。

隊で違反があればその分タイムに加算、他の端艇を邪魔すれば即失格。

そして他の隊の違反に気づいたら即報告すること。

一通り千葉の説明が終わり、訓練開始の号令がかかる。

「二学年総端艇用意!!」

近藤ら二学年は一斉に走り出し、自分の隊の乗るカッターへと向かった。

先日の総端艇競技会からはまだ日が浅く、その時の優勝クルーであった第一大隊の面々はカッターに向かっている最中でもどこか自信のある様子。

その第一大隊の一人である近藤の下に伊東が駆け寄ってくる。

近藤はカッター優勝クルーであるから胸を借りる。

伊東がそう言うと近藤は返事をせずそのまま自分の隊のカッターの下へ向かうのだった。

金クルー、まさかの…

二学年総員自分の隊のカッターに乗り込み、一斉に櫂を漕ぎ回す。

総端艇実習訓練が始まった。

近藤らが乗る第一大隊のカッターは順調にスタートを切るも、他大隊のカッターに接近していたので「左櫂流せ(接触回避のため櫂を水中に流し、方向転換を行う操作)」の指示が飛ぶ。

結果、第一大隊のカッターはスピードが落ちるのだが、それを見逃さなかった他大隊はこれはチャンスとばかりにスパートをかける。

心無い行為に沖田始め第一大隊のクルー達は野次を飛ばずが、他大隊の勢いは止まらない。

一方第三大隊は伊東がクルーの艇指揮であった。

伊東は指揮をしながらもクルーに熱いエールをかける。

「以前の競技会では辛酸を舐めたが、今こそ自分達の力を発揮してやれ」

こういった伊東のエールにより団結したクルーたちは第一大隊をグングンと引き離していった。

全二学年の隊のカッターが港に戻り、学生たちは千葉の下へ集まる。

結果は伊東率いる第三大隊が一位、そして近藤ら第三大隊は最下位であった。

気を落とす近藤に声をかける伊東。

「金クルーの一大隊に勝てるとは思わなかったけど、三大隊も結構やるだろ?」

次ももちろん負けないから、そう重ねると歓喜の声を挙げる第三大隊クルーの面々と共にその場を去った。

近藤は「こっちこそ」と歯切れの悪い様な返事をし、去っていく伊東を見続けていた。

プライバシー関係なしの号令

昼食時、総端艇訓練が不本意な結果に終わり、肩を落とす第一大隊クルー。

金クルーを取りはしたが、現在はその時の陸上要員と航空要員の不在。

ポジション変更、漕ぎ手の不備の可能性、艇指揮交代の提案等々、現状況を打破すべく、クルー達は熱くなっていた。

その状況を見かねた山並はクルーを落ち着かせるために言葉を発するが、「四学年待て」の校内放送で遮られる。

空気が張り詰める食堂。

「総端艇用意!!」

昼食中の四学年達は一斉に立ち上がり、全力疾走。

緊急総端艇訓練を行い始めた。

四学年がいなくなりガランとした食堂、近藤らが唖然としている中、千葉がジュースを飲みながら説明する。

総端艇訓練は学生達がいつどこで何をしてようが事情は関係なく号令がかかり、強制的に執り行われる――と。

それを聞き、絶望する二学年。

しかし言っているそばから「二学年待て」の放送が流れ、「総端艇用意!!」の号令。

落胆している暇もなく、走らされる二学年達なのであった。

それからというもの、座学中に号令、清掃中に号令、就寝時間中に号令と、「学生達の事情関係なく号令がかかる」と言っていたのは伊達ではなく、体力的にも精神的にも全く休まる暇が無い近藤ら。

しかし問題はそこだけではなく、クルー間でミーティングをしているのに関わらず一向に総端艇の順位が良くならない。

そして対照的に好成績をおさめ続けているのが伊東率いる第三大隊なのであった。

自分達には何が足りないのか

昼食の時間、結果が思うようにいかず気分をモヤモヤとさせたまま食堂に訪れる第一大隊。

そんな第一大隊を隣のテーブルの第四大隊があざ笑う。

挑発に乗って熱くなった第一大隊は第四大隊のクルーに絡みだす。

第四大隊は冷静にあしらうが、そこで争いを止めるかのように「総端艇用意!!」の放送が流れた。

例のごとく一斉に走り始める二学年達。

なぜうまくいかないのか、走りながらも近藤は悩む。

そんな中、一緒に走る山並は何か思う事があるような様子で真剣な表情をしていたのであった。

『あおざくら 防衛大学校物語』第209話の考察・感想

まさに事情関係なしの強制訓練!

防衛大学校の学生達は本当に大変です。

しかしあらゆる理不尽を受けてきた近藤達はきっと耐えられることでしょう。

むしろ問題はそっちではなく、いまいち成果が伸びないカッターのタイムですね。

伊東率いる第三大隊にできて第一大隊にできていない事、何でしょうか?

本編中の第三大隊は伊東がクルーに熱いエールを送り、隊の士気を高めていた、っていう位の違いしか判りませんね。

攻略のカギが気になるところです。

伊東の方も近藤に非常に友好的ではありますが、まだ本性を見せてきません。

むしろ本性などあるのか?という感じですが、おそらくラストで意味深な表情をしていた山並が何か明かしてくれるのでしょう。

次回も期待です。

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まとめ

以上、『あおざくら 防衛大学校物語』第209話のネタバレと考察・感想をお届けしました。

次回の『あおざくら 防衛大学校物語』210話は、週刊少年サンデーにて12月23日に発売されます。

次回のネタバレ・感想の記事もお楽しみに!

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