『MAO』第72話 ネタバレと考察・感想!加神家と獣の謎

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『MAO』掲載
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週刊少年サンデー2021年1号(2020年12月2日発売)の『MAO』第72話!

この記事では最新話のネタバレと考察・感想を紹介しています。

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『MAO』第72話のあらすじ・ネタバレ

ゆら子と同じ邪気

双馬の兄に憑りつく狐型の妖を斬り伏せる摩緒。

しかしそこから放たれる邪気にゆら子(紗那)と同じものを感じる摩緒であった。

菜花は妖に攻撃を受けた双馬に駆け寄るが、受けた傷は思ったよりも深く、双馬はその場で気を失ってしまう。

この緊急事態に菜花は摩緒に助けを求めるが、そうこうしているうちに妖はふらつきながらも逃げて行ってしまうのであった。

加神家と御降家の関係

摩緒の診療所――。

摩緒達は妖の触手に貫かれてしまった双馬の身体を診ていた。

呪符を取り出す摩緒、それを双馬の腹部に当てるとジュッと焼け焦げるような音がした。

「…残っている」

摩緒はそう呟くと腹部の札越しにピンセットを突き刺し、身体に残っていた触手の一部を摘出するのであった。

この触手を放っておけば身体の中で融合してしまい、手遅れになるところだったと摩緒は説明する。

触手を摘出された双馬は苦しみも落ち着いた様子で、静かに眠っていた。

ゆら子と同じ邪気の妖、そしてその妖に憑りつかれていた人間の弟であり狙われてもいた双馬。

菜花は双馬が御降家と何か関係があるのではないかと考えるのであった。

双馬の違和感

翌日、町の川のふもとに遺体が見つかり、現場は見物人たちで騒がれていた。

見物人が話すにその遺体は警察官の服装をしているとのこと。

偶然その場を通りかかった乙弥は遺体を確認すると、昨晩戦った狐の妖に憑りつかれていた人間、すなわち双馬の兄のものだという事がわかった。

おそらく逃げた先で力尽きたのであろう。

診療所に戻った乙弥は摩緒にそう伝えると共に、遺体の半身がなくなっており、おそらく中の妖が抜けだしたのではないかと伝える。

傍らの患者用布団でその話を聞いていた双馬。

怪我からある程度回復し、目を覚ましていたのだ。

何がどうしてこんな事が起こったのか、双馬に優しく尋ねる摩緒。

目の前にいる人間たちが誰かもわからない双馬は、逆に「あなたは…?」と摩緒に聞き返す。
兄の最期を知ったためか、双馬の目には涙も浮かんでいた。

摩緒は陰陽師だという事を摩緒に代わって双馬に伝える菜花。
それを聞いた双馬は俯きながら話し出す。

あの獣(妖)は自分の家、加神家に代々引き継がれてきたもの。

しかし兄は獣を制御することができず、人をたくさん殺してしまっていた。

そんな通り魔事件を繰り返していた兄は死んでしまってよかったのかもしれない、と涙を流す。
その兄に対して刀を向けていた、それは犯行を止めるためか?と聞く摩緒。

摩緒の質問に対し、双馬は兄に憑りついた獣が言っていたあの言葉を思い出していた。

「宿主の兄を斬ればこの獣は、双馬…おまえに乗り換える」

質問には応えず、妖の生死を摩緒に聴く双馬。

妖の生死は不明だが、双馬に入り込んでいた妖の触手は取り除いておいたと答える摩緒。

双馬は自分に触手が入っていたことに驚く。

菜花は妖と双馬の家の関係性について聞くが、遠い先祖が手に入れたという事以外それ以上の事はわからない、と答える双馬。

少し間が空いたのち、双馬は意外なことを口にする。

摩緒が妖を斬り伏せた事に関し、すごいと、あなたのように強ければと、羨望のような口ぶりで話し出すのであった。

自分がもっと力があれば獣(妖)を操れるかもしれない、まだ獣が生きているならば自分は――。

妖に憑りつかれていたとはいえ、実の兄が亡くなった直後なのに意気揚々と語りだす双馬にひどく違和感を覚える菜花。

そんな双馬に対し、その獣には今後絶対関わってはいけないと語気を強くして諭す摩緒。

しかしどこか納得のいかない返事をする双馬であった。

獣を守る存在

獣(妖)が双馬を次の宿主とすると見た摩緒は、菜花と乙弥に双馬の見張りをさせ、双馬の兄の亡骸のあった場所を訪れていた。

その場所から自身の追跡の呪符を投げるが、何か結界のようなものではじかれてしまう。

「何者かが獣を守っている…?」

今回の事件に他者の介入を感じる摩緒であった。

一方、診療所に残った菜花は、建物が風に吹かれたような不自然な物音に不安を感じる。

次第に物音は大きくなり、ドアから強めのノック音と男の声が聞こえだす。

双馬はドアから聞こえる声は兄だと感じ、よろめきながらも音の先のドアを開けようとする。

菜花が制止しようとするもドアは開き、双馬はその場から消えてしまう。

ドアをくぐり自分がたどり着いた先、双馬は気が付くとそこは我が家、何故か加神家の玄関先に立ち尽くしていたのであった。

疑問に思いながらも足を進める双馬、そしてその先で陰に隠れ様子を見る男がいた。

金属性の陰陽師、白眉がそこに居たのであった。

『MAO』第72話の考察・感想

ゆら子と同じ邪気を発する獣の正体は結局わからず、謎は深まっていきます!

そして兄が死に、自分も殺されかけたにも関わらず摩緒に羨望の眼差しを投げかける双馬。

自分も獣を思いがままに使いこなしたい。

男の子が強いものに憧れるような感情と同じようなものでしょうか、それとも何か別の考えがあるのか。

これからレギュラーキャラになるのかどうかわからいない双馬ですが、なにか火種を作りそうな危なっかしいキャラです。

ラストには摩緒の兄弟子、白眉が再び登場です!

摩緒と百火のふたりがかりでも敵わなかった強敵故に、今後また摩緒達と激闘を繰り広げるのではないかと思います。

加神家と御降家の関係性、そしてそれに近付く白眉は何をしでかすのか?

次回に期待です!

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まとめ

次回の『MAO』73話は、週刊少年サンデーにて12月9日に発売されます。

次回のネタバレ・感想の記事もお楽しみに!

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