ヤングジャンプ2021年12号(2月18日発売)の『【推しの子】』第34話!
この記事ではネタバレと考察・感想を紹介しています。
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【推しの子】【第34話】のあらすじ・ネタバレ
貸し借りの世界
『劇団ララライ』。
そこのワークショップに通うようになってから、アイは身なりに気をつかうようになり、鏑木に良い食事の場所を訊いてくるようにもなった。鏑木にも相手が誰かまでは分からなかったが、アイは一気に女性の顔になっていった。
話を黙って聞いていたアクアに、鏑木は興味があるならララライの主宰を紹介するとまで言った。
「どうしてそこまでしてくれるんですか?」
アクアは自分は実績も何もない役者くずれですよ、と言う。
鏑木は君に可能性を感じるからだ、と答えた。
「この業界は貸し借りの世界だ」
日本の芸能界は、事務所と制作側の貸し借りがキャスティングに大きく関わる。そして、キャスティングによって収益は何億と変わってくるのだ。
鏑木は、ここで貸しを作っておく事で、アクアが売れっ子になりまさに今が旬という時にキャスティング戦争で大きなアドバンテージを得られるのだと言った。
「Pの仕事ってそういう事だよ 勿論君にだけしてる訳じゃない」
有馬かなや、MEMちょにも可能性を感じていると言う。鏑木は『B小町』を復活させたことを面白がっているようだった。
「なかなか 有望な投資対象だと思っているよ」
センターは誰?
「ジャパンアイドルフェス!?」
ルビーとかなは思わず声をそろえて驚いた。
その話を持ってきたMEMちょは、『今ガチ』でお世話になったプロデューサーにコネがあって、興味があるならねじ込んでくれる旨の連絡があったのだと言った。
「JIFって来月でしょ」
かなは全然準備もできていないし、自分達のような新参者がいきなりそんな大きなステージなんて…と乗り気ではない。それに反してルビーの方は「やろやろやろやろ!」とノリノリだ。
「新生『B小町』の初ライブがそんな大きなステージで出来るなんてすごくない!?」
それを聞いても、かなの心は動かない。
「だけど確実に周りの心証良くないわよ」
絶対コネコネ言われる、と目を伏せる。
「でも実際やらない手はないと思うよぉ」
2人の会話を聞いていたMEMちょも入って来る。JIFは普通のグループが何年も必死に活動してやっと立てるような舞台なのだ。せっかくのチャンス、ここでやらなきゃ何の為に活動するのかわからない。
これにはかなも「それもそう…」と賛同した。しぶしぶながら、やるっていうならやるわよと覚悟を決めた。
「じゃあそろそろアレ決めないとだね」
MEMちょが張り切って言う。
「『B小町』のセンターを誰にするか」
それってそんなに大事?というかなに、ルビーとMEMちょは「大事だから!」と即返す。
センターはアイドルの花形。歌って踊れて可愛い子が立つグループの顔である。
「一番大事なポジションなんだから!」
ルビーとMEMちょは二人してはしゃいでいる。二人とも、めちゃくちゃセンターをやりたそうにしていた。
やっぱりここは踊りの上手い私が、と主張するルビーと、いやいやメディア慣れして経験豊富な私こそ!と宣言するMEMちょ。
メディア慣れして経験豊富と言うなら、子役時代『ピーマン体操』でオリコン一位とったかなになるけどとルビーは言った。
「人の黒歴史掘り返すな!」
微妙に音外してる歌い方が子どもらしくて可愛かった~、とMEMちょとルビーに言われ、かなは居心地が悪そうだ。ちょっと歌ってみてよ、とすすめられても自分が歌ヘタなのわかってるし!と全力拒否する。
結局、センターはやはり歌えなければということで、これからカラオケに行って点数が高い方がセンターをすることになった。
「先輩もいくよね!?」
誘うルビーに、かなは自分はパスすると断った。
自分をセンターなんかにしたらこのグループは人気がなくなる、という。子役時代から色んな分野に手を出してみたものの、人気は出なかった。つまるところ有馬かなに客は付いて無いわけなのだ。
それに、人から好かれるのは自分のような面倒で捻くれた女じゃなくて、アンタたちみたいに素直でかわいい子なのよと言った。そう言いながら、頭にアクアと黒川あかねの姿がよぎる。
卑屈すぎるかなの態度に、ルビーは心配してなにかあったのかと尋ねた。
別に…と口ごもるかなを、ルビーは励まそうとする。
「大丈夫だって なかなか人を褒めない兄ですら先輩の事可愛いって言ってたじゃん 先輩は面倒でも捻くれてもないって」
「でも それMEMちょにも言ってたし」
…面倒で捻くれた女だなぁ。さすがにルビーもあきれてきた。ああ言えばこう言う。これと付き合う男は大変そうだ。
MEMちょは年上らしくかなを慰め、後できてねと声をかけていた。
というか、かなもMEMちょもアクアが声をかけて入ったのだ。ルビーにはだんだん兄がどういうタイプの女が好きなのかが見えてきて、なんか嫌な感じになった。
カラオケ対決!
カラオケにて。
MEMちょ57点。ルビー43点。
「よくその点数で勝負に乗ってきたねぇ!?」
MEMちょがルビーにツッコむ。ルビーも負けじとそっちだってヘタウマの部類じゃん、と言い返した。
アイドルは個性、ヘタウマでも商品価値はある!下手なのはどうしようもないと主張するMEMちょと、下手な子がちょっとずつ上手くなっていくのをリアルタイムで追える喜び、ドラマ性をファンに提供するのだというルビー。
どちらも譲らないが、二人ともあまり歌が上手くないのは確かだ。
言い合って疲れたのか、ちょっと休憩しよと提案するMEMちょ。ルビーは息抜きに軽い曲を探し、かなの『ピーマン体操』はどうかと提案した。
『ピーマン体操』を探すのに『有馬かな』で検索すると、意外にもかなは『ピーマン体操』の後も数曲出していた。なんとなく興味を惹かれ、二人は動画サイトでかなのMVを見ることにした。
「ほんとめんどくさい人だな…」
かなのカラオケの点数は、97点。
「これで下手って言うの… 自分に厳しすぎない?」
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【推しの子】【第34話】の考察・感想
今回は、かなの拗らせっぷりがすごかったですね。アクアとあかねがキスしてからどんどんひどくなっていましたが、アイドルにあるまじき拗らせっぷり…。
可愛くて演技もすごいのに、口とタイミングが悪いのか、なかなか報われませんね。
もうちょっと素直になったら人気ももっと出るのではー!?と思ってしまいました。いや、テレビでは拗らせたところは出していないでしょうが…。子役時代から苦労を重ねてきているので仕方ない所もあるのかもしれません。
とはいえ、かなの拗れて素直になれないところも可愛いところだと思います。
『B小町』のセンターはやっぱりルビーになるのかな?となんとなく予想していたので、かなになりそうなのは予想外でした。というか、ルビーの歌が下手すぎたのに笑いました。
AKBや坂グループのように、曲によってセンターを変えてもいいんじゃないかなと思いました。
次回も楽しみですね!
まとめ
以上、『【推しの子】』第三十四話のネタバレと考察・感想をお届けしました。
次回の『【推しの子】』第三十五話は、ヤングジャンプ13号(2月25日発売)にて掲載予定です。
次回のネタバレ・感想の記事もお楽しみに!
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