シャドーハウス【第85話】ネタバレと考察・感想!バーバラは星つきを守る決意を固める

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『シャドーハウス』掲載
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週刊ヤングジャンプ2021年2号(12月10日発売)の『シャドーハウス』第85話!

この記事では最新話のネタバレと考察・感想を紹介しています。

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『シャドーハウス』第85話のあらすじ・ネタバレ

コーヒータイム

ゴクッ…ゴクッ…

喉を鳴らして何かを飲み下す音が響く。

勢いよく音を立てて珈琲を全て飲み干したのは、スザンナの生き人形・スージーだった。

場面は変わり、オリバーとオリーは珈琲を味わっていた。

「んー…美味しい ドリップが上手くなったね オリー」

珈琲を一口飲んだオリバーは感心して言った。

しかしオリーに言わせると、これはやはり”特別な珈琲”とは全く別物であるらしい。

”特別な珈琲”ならば、飲めば高揚感があり、気分が良くなる。作業効率も上がるのだという。

オリバーにも味の違いこそ分かるものの、そういった効果はないため分からなかった。

”特別な珈琲”は、偉大なるおじい様から生き人形へ唯一与えられる特別なものなのだ。

普通の珈琲との違いは何なのだろう。豆の差?それとも”生き人形”を作りだした偉大なおじい様が直々に焙煎したものだからなのか。

疑問を口にするオリバーに、オリーも疑問を口に出す。

生き人形がこれほど人間そっくりに作られているなんて、不思議で自分でも信じられない、と。

オリバーは、それを聞いて慌ててオリーを止める。偉大なるおじい様への疑問は禁じられているのだ。

「そんなことより研究に没頭しよう!」

オリバーは研究が記された紙を広げた。

生き人形は余計なことを考えてはいけない。だが研究班は頭を使わなければいけないので、立場が難しいのだ。

でも、とオリバーは続けた。

自分はクリストファーに救われたからこの研究班という役割につけた。シャドーと生き人形が一緒に考えれば、よりよく偉大なるおじい様に貢献できる、と。

オリバーとオリーはお互い拳をぶつけ合った。

しかし、オリーは”特別な珈琲”がない今、ひどく疲れているようだった。

エドワードが視察の時に持ってきてくれることを期待している。

”特別な珈琲”を割られた件は絶対に内緒だな、とオリバーは呟き、二人はすすエネルギーの研究に戻っていった。

ベンジャミンとバーバラ

ベンジャミンとベンは、栄光の廊下の前に立っていた。

未だにカーテンで目隠しされている栄光の廊下の前で、何かを確かめるように耳をすます。

確かめ終わったのか、二人はそこを離れてバーバラの部屋に向かった。

「栄光の廊下から修繕の音が止んだ」「もうすぐエドワードが来るだろう」

ベンジャミンは、バーバラにそう報告するために部屋にやってきたのだった。

ダグラスと双子の揉め事、サラの口答え、ルイーズの”星つき”居住塔への自由な出入り、そして班長会議でのケイトの”生き人形”の件…大人から指摘されそうなことが多いことを、ベンジャミンは危惧していた。

バーバラも不安を口にする。

2週間以上こどもたちが”特別な珈琲”を飲んでいないことをエドワードに知られたら、”星つき”の立場が危うくなり何が起こるかわからない…。

大人はこどもに興味をもたないはずなのに、館のルールを変えてまでやってくるエドワードに対し、バーバラはいら立ちを隠せない。バーバラの頭から、激しくすすが舞い上がっている。

バーバラたちが提出した評価表を無視してマリーローズがお呼ばれされたのも、”星つき”が機能していないと言われているようなものだと感じていた。

バービーに珈琲を入れてもらったバーバラは、ベンジャミンにも珈琲をすすめる。

ベンジャミンはそれを丁寧に断り、”特別な珈琲”が割られた件は絶対に口外しないよう皆に念押しすると告げて部屋を出て行く間際、振り返り言った。

「何があっても俺はバーバラの味方だ …悩みすぎるなよ」

星つきたちへの思い

ベンジャミンたちが出て行った後の扉をしばし見つめた後、バーバラはソファの背にもたれかかった。

こんなときクリストファーならどうするのか…。

バーバラには相談できる相手がいない。ケイトが難しい10班をまとめ上げた手腕を認めてはいるが、さすがに”珈琲”のことは相談できない。

バーバラの独り言のようなつぶやきを側で聞いていたバービーは、ケイトは少し策士すぎる、と忠告した。

確かに、ケイトに肩入れしすぎても他のこどもたちから反感を買ってしまう。

自分はクリストファーのように、常に周りのことを考えて動けるほどの能力はない。

ならばせめて、今の「星つき」だけは守りたい――それがバーバラの望みだった。

震えるスザンナ

「エドワードに”特別な珈琲”を割ったことがバレたら…管理者の私は罰を免れない…」

両手で自らの肩を抱き、スザンナは部屋で震えていた。

そこに、バーバラ達が現れた。

「そんなことにならないよう動きます」

「貴女だけに責任を押し付けるようなことはしません」

バーバラは、スザンナの肩に手を置きはっきりとそう言ったのだった。

『シャドーハウス』第85話の考察・感想

生き人形たちの力の源のような”特別な珈琲”、一体正体はなんなんでしょう?

実はシャドー一族の出す”すす”を集めて焙煎したものだったり…?と考察しましたが、まだ真相は闇の中ですね。

栄光の廊下の修繕が終わって、とうとうエドワードが来る…!

緊張感が高まってきました!バーバラは”星つき”を守れるのでしょうか?

ケイトと10班の様子も今回出てきませんでしたが、気になりますね~。

次回も楽しみにしています!

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まとめ

以上、『シャドーハウス』第85話のネタバレと考察・感想をお届けしました。

次回の『シャドーハウス』第86話は、ヤングジャンプ4&5合併号にて12月24日に発売予定です。

次回のネタバレ・感想の記事もお楽しみに!

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