月刊デザート2021年2月号(12月23日発売)の『ゆびさきと恋々』第15話!
この記事ではネタバレと考察・感想を紹介しています。
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ゆびさきと恋々【第15話】あらすじ・ネタバレ
縮まる距離…雪と逸臣
──まだ帰したくない
逸臣のその言葉の意味を雪はすぐに理解できずにいたが
手話をもっと教えてほしいから…なんて
そういう空気ではないことくらい、
言葉は交わせずとも、雪は察していた。
逸臣の気持ちに対して少し期待を膨らませながら
頬を染め、ゆっくりと手を動す雪は
“帰りたく ないです”
そう手話で返事を返した。
しばらく考えるように雪をみつめたあと、
逸臣はゆっくりと雪の頬に手を伸ばし、髪を一撫でしたり
悪戯に頬をつねってあそんだ。
(どうしよう…勘違いだったら…)
至近距離で逸臣に触れられていることで
雪の心臓はいまにも張り裂けそうなほど鼓動が高鳴っている。
堪えきれず、ぎゅっと目をつぶる雪。
雪の握りしめられている手が小刻みに震えている事に気づいた逸臣は
雪が目を閉じている間にゆっくりと顔の距離を近づけ
そして、雪の頬に優しくキスを落とした。
(ほっぺた…キスされた…)
すぐにその感覚に気づき、雪は目を開けた。
その時、逸臣は何かに気づき立ち上がる。
テントから出て見渡すと、遠くからりんと京弥が肩を組んで歩いてくるのが見えたのだ。
「ごっめーん 足やっちゃってるかもー」
青ざめながら無理して笑うりんだが、1人では歩くことも辛い様子だ。
捻挫か、悪くて骨折もありえるだろう。
京弥は、りんの病院に付きそうため、手話合宿を中止し引き上げることにした。
テントやテーブルなどの片づけをしながら、雪は先程の出来事を悶々と考え込んでいた。
(さっきの帰りたくないって…今になってすごく恥かしくなってきた…)
自分自身の大胆発言に涙目になりながら赤面してしまう雪。
逸臣と付き合っていることが、夢なんじゃないかと思う時があったり
自信が無い雪であったが、いつも、逸臣は行動で、ことばで、空気で実感させようとしてくれる。
そんな小さなことが雪は嬉しく思っていた。
りんと京弥
車に乗り込み、一足先に休むりんと付きそう京弥。
「ありがとうございます。あの…さっきのも…」
先程、雪たちから離れていたりんと京弥は、2人で歩いていた時に、お互い気持ちを告白していたのだ。
『俺もういい大人だし、勘違いしないように冷静になってたけど
りんちゃんと一緒にいたらやっぱ…勘違いじゃないのかなぁって何度か思う時あって』
そんな京弥の告白にもにた言葉に、りんは嬉しさで思わず赤くなった。
『だったら…迷惑ですか?」
お互いの想いが通じ合い、勢いあまった瞬間
りんは、砂利道に足を取られくじいてしまった、という事だったのだ。
無事、街に到着し、一足先に雪と逸臣が車を降りて帰路につこうとしていた。
「よし、俺らでもうちょい合宿の続きしようや」
そう逸臣が言うと、2人で近くにある居酒屋へ入っていった。
居酒屋では、枝豆やビールといったメニューがテーブルに並ぶと
手話でどう言うかを雪が逸臣にレクチャーしていた。
ウーロン茶とビールで乾杯しながら手話について話を弾ませていると
逸臣はあることに気が付いた。
「雪ってさ、かなり慎重よな。食器置く時とか。」
『昔、食器を置く音がうるさいってよく母に注意されました。今はそっと置くようにしてます』
スマホに文面を書き、逸臣に返事する雪。
「そっか」
そして、21時も回ろうとする頃、逸臣は居酒屋を出てコンビニへ行こうと雪を誘う。
(コンビニ?何か買うのかな?)
コンビニで会計を済ませた後、流れるように逸臣の自宅へと向かい
気が付けば部屋に入っていた雪。
(あの…帰りたくないってまだ効力あったの!?)
ようやく事態に気づいた時には時すでに遅し…
「泊まるっていうか、一緒に居るだけだから緊張すんな。」
そういい、シャワーを浴びようと雪の目の前でシャツを脱ぎだす逸臣。
雪はたまらず脱ぎかけたシャツを無理矢理引っ張って着せようとする。
逸臣は、雪の気持ちを察し、雪用の着替えを渡して見えない所まで移動してくれた。
雪は、渡されたパーカーに身を包むと、とりあえず、リビングに腰をおろした。
そして、テーブルにあった手話ノートを見つけると、おもむろに手に取りページをめくった。
そこには、逸臣が描いた手話のイラストがたくさんあったのだ。
(そういえば、一度教えた手話をほとんど間違えないで使ってくれる。)
それをみて心が暖かくなる雪だった。
本当の気持ち…桜志の決意とは?
桜志は自室でゲームをしていると、そこにはいずみもいた。
居酒屋に入っていく雪と逸臣をみかけた事を桜志に告げるいずみ。
2人は付き合っているんじゃないかと言うと、どうせすぐ別れると、桜志は高を括るのだ。
「桜志はもっと素直になりなよ 見てるこっちがつらくなんの」
そう言うと、いずみは桜志の部屋を出て行ってしまい、取り残された桜志は、何かを決めたような表情を浮かべていた。
一方、シャワーから出た逸臣は雪のスマホが鳴っていることに気づいた。
雪のスマホの画面には、桜志からのビデオ通話の通知が表示されているのであった…。
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ゆびさきと恋々【第15話】考察・感想
ようやく、付き合っている自覚が芽生え始める雪と、ぐいぐい雪をリードしていく逸臣でした!
それにしても、奥手な雪から“帰りたくない”なんて大胆発言するなんて、驚きです。
でも、そのおかげか、合宿からのまさかのお泊りデートの展開でドキドキしました!
一見、そっけなさそうな見た目の逸臣が雪に対して真正面から向き合う姿が見れましたね。
りんと京弥もようやく結ばれ、順調かと思いきや…
幼馴染の桜志が登場し、次回はハラハラな展開の予感もします…!
今度、二人はどうなってしまうのでしょうか。
まとめ
以上、『ゆびさきと恋々』第15話のネタバレと考察・感想をお届けしました。
次回の『ゆびさきと恋々』第16話は、月刊デザート2021年3月号(1月22日発売)に掲載予定です。
次回のネタバレ・感想の記事もお楽しみに!
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