週刊ヤングジャンプ2021年1号(12月3日発売)の『少年のアビス』第35話!
この記事ではネタバレと考察・感想を紹介しています。
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少年のアビス【第35話】のあらすじ・ネタバレ
母の言葉
令児が自殺しようとしていたことを三者面談で知った母親は、少なからずショックを受けていたようだ。
そして、いくなら一緒に行こうと令児に告げる。思わぬ母の言葉に、令児は立ち尽くす。と、そのとき走る自転車のベルの音が鳴って、令児をハッとさせた。
そして、母の言葉にはなにも言わず、早く帰ろうと持っていた傘を差し出した。
帰宅をすれば、祖母が居間で粗相をしていたために、その臭いを消すために窓を開ける。
すると、寒いと祖母が文句を言った。
部屋を片付けて、やっと令児が落ち着いた頃。担任の柴ちゃん先生から、スマホにメッセージが送られてきた。そこには、勝手に進学希望であることを伝えたことは、最善だったと書いてあった。
令児はメッセージを読み終わると、返事をすることはなかった。
母の懇願
深夜。兄が暴れる音と怒鳴り声が響いた。と、不意にドアノブが回る音がする。その音に令児は、ぼんやりと(殺すために部屋から出てくるのかな)と考えていた。
ドアの方を見れば、そこには母が立っていた。
「今日、ここで寝ていい?」
母の言葉に令児は戸惑う。母は、生理前には匂いに敏感になるらしく、居間は臭くて眠れないと言った。
令児が、自分が居間で祖母と寝ると言えば、母は一緒に寝ようと令児に告げる。
そして、困惑する令児に、母は今夜だけ一緒に寝てと懇願した。
仕方なく、令児は母と一緒に寝ることにした。
母に背中を向けて、令児は高校を辞めて働き、町を出ることを告げる。
その言葉に、母はできるわけがないと言った。兄の怒鳴り声が大きく響く。その声に、令児にしが
つき、今日は特別に荒れていると言う母。そして、自分と令児が消えたら、この家はどうなるのだろうと言う。とっさに振り向けば、そこには笑みを浮かべる母の顔があった。
母の過去
母は、令児に自分も高2の頃に死のうとしたことがあったと言う。
令児は、心中という言葉を思わず呟いていた。母は、未遂と付け足す。
令児は、「春の棺」のことを茶子から聞いていて、母の心中相手が似非森なのかと尋ねた。だが、母は令児の言葉に、あんなヘタレが心中なんてできるわけがないとすぐに否定した。
母が心中しようとした相手は、当時の交際相手だった。心中しようとした理由は、互いに将来を悲観してのことだったらしい。
だが、母は途中で怖くなり逃げ出した。そして、相手は1人で亡くなった。
母は、あのとき死ななくて良かったと令児に言う。そして、令児と死ぬために、令児を産んだのかもと告げる。その表情は、幼い子供をあやすようにも、恋する男を見つめるようにも感じた。
そして、母は家族4人では無理だけど、2人でなら出ていけると、まるで唇を合わせるように顔を近づける。
そんな母の言葉を聞きながら、令児はこれまでずっと浮かんでいたナギの顔が、急に思い出せなくなっていくことを感じていた。
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少年のアビス【第35話】の考察・感想
令児が周囲の人を死へと誘うのか、それとも周囲が令児を死へと誘おうとしているのかわからなくなります。
令児の母親は、いつしか令児を息子というよりは、1人の男として見ていた気がします。なにもかも放り出してしまいたいという、自分の欲求を令児で満たそうとしているようにも見えました。
そして、不思議なことですが、死へと向かおうとする度に、「生きたい」という言葉が重なって感じるのです。
なにもかも諦めたいけれど、諦めたくないという相反する想いを、令児たちに感じるのです。
まとめ
以上、『少年のアビス』第35話のネタバレと考察・感想をお届けしました。
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