週刊ヤングジャンプ2021年10号(2月4日発売)の『ゴールデンカムイ』第267話!
この記事ではネタバレと考察・感想を紹介しています。
ゴールデンカムイ【第267話】のあらすじ・ネタバレ
鶴見中尉は静かに語り始めた。情報将校として得た情報を、ソフィアとの「答え合わせ」としてアシリパに聞かせるためだ。
キロランケは樺太に来た折、ソフィアに手紙を書いていた。
その内容は彼の旧友のとのこと。その中には何故キロランケとウイルクが決別することになったのか。
キロランケとウイルクがソフィアとロシアで別れたその後。
キロランケ、ウイルク、ソフィアの三人は当初、極東ロシア、樺太、北海道に住む少数民族たちを纏めて、ロシアと日本から分断し、自治しようと考えていた。
長谷川写真館での一件があってからソフィアはロシアに残ることを決め、キロランケとウイルクは一緒に北海道に渡ったものの、そこからは別のコタンに分かれて情報収集をすることとなったのだ。
ある年、ウイルクは潜入していた先のコタンに居た女性リラッテと結婚し子(アシリパ)を授かることとなるが、そこに呼ばれたキロランケは、冷静で合理的なウイルクからは想像もできない、見たことのない朗らかな表情を浮かべるウイルクに嫌悪を隠せなかった。
金塊の在処を知る老人と7人のアイヌの男。
数年後、疱瘡で死んだと思われていたある一人の老人が発見された。アイヌの金塊の場所を知る重要な人物である。
見つけたのは有古イポプテの父、シロマクル。
7人のアイヌの男は色めき立った。早速その老人への接触を試みるためどのようにするか話合いの場が設けられた。
しかし、その中にキロランケの姿はない。話合いが終わってチセを出たところでキロランケはウイルクに何故自分を呼ばなかったのかと詰め寄ったが、ウイルクは冷静に「計画を変更するべきだ」と伝えたのだった。
ウイルクの考え、キロランケの考え。
ウイルクの言い分は、「極東ロシアから北海道南端までを少数民族だけで日本とロシアから守るのは現実的ではない。
極東ロシアと樺太の民族は北海道に移民させて、北海道にだけ守りを集中するべきではないか。」という内容のものだった。
実際その行動に矛盾はない。私情を挟まない鶴見中尉も「ウイルクの言い分も理解はできる。」と答えているくらいだ。
しかし、キロランケは極東ロシアで生まれたタタール人、いきなり故郷を見捨てるべきだと言われたも同然であり、ウイルク自身も南樺太の出身で、同じことをした時に失敗して故郷の村が無くなったのに、何故そのようなことが言えるのかと激怒した。
アシリパはこの話を聞き、「そこまで怒ったのはキロランケがソフィアのことが好きだったから。」とも零す。
ロシアに一人で戦う彼女を置いてきてしまったのにここで自分たちの都合の良いように切り離すこともできない。
何より、ウイルクがこの村で子供が生まれてここが自分の家になったから、もう極東ロシアのことなどどうでもよく、北海道さえ守れればいいと思うようになったようにしか考えられなかったのだ。
ここで軋轢が生まれ、ウイルクに殴りかかるキロランケ。しかしウイルクに倒されてしまった。
木に縛り付けられながらもキロランケは確信した。「昔のウイルクなら、いずれ目的の障害となる人間は殺していた。」「俺が愛していた頃のウイルクではなくなった」と。
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ゴールデンカムイ【第267話】の考察・感想
12.13巻付近の網走での謎がやっと解明されてきましたね、あまり恋愛事が描かれる作品ではありませんが、その中でウイルクとキロランケとソフィアの三角関係というかなり重い感情の渦巻きがあります。
アシリパの「キロランケがソフィアのことを好きだったからだと思う」と言うシーンでソフィアが涙を呑んでいますが、彼女ロシア語かフランス語か…ウ〇コ、程度の日本語しかわからなかったはず…ロシア語ではアシリパに通じないので、恐らく鶴見中尉は日本語で話をしているのだとは思いますが、この涙は一体何に反応した涙なのでしょうか…中尉の話す端々に出てきたキロランケやウイルクの名前でなのか…はたまた実は全く違うメッセージが鶴見中尉から発信されていたのか…
次回も目が離せませんね!!!
まとめ
以上、『ゴールデンカムイ』第267話のネタバレと考察・感想をお届けしました。
次回の『ゴールデンカムイ』第268話は、週刊ヤングジャンプ11号(2月10日発売)にて掲載予定です。
次回のネタバレ・感想の記事もお楽しみに!
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