LaLa2021年1月号（11月24日発売）の『夏目友人帳』第109話！
この記事ではネタバレと考察・感想を紹介しています。
| 前回 | 今回 | 次回 |
|---|---|---|
| 第108話 | 第109話 | 第110話 |
『夏目友人帳』を全巻無料で読む方法は、以下の記事で解説しています。
無料で読む方法をお探しのかたは、ぜひ参考にしてみてください。
夏目友人帳【第109話】のあらすじ・ネタバレ
その光るものは？
夏目が空を見上げると山際に細く白くひらひらとしたものが見えた。
近くに来たそれはキラキラとした鱗を落としながら空を泳ぐ白い大きな龍だった。
それからと言うもの夏目は時折その龍を見るようになる。
龍は吉兆だとニャンコ先生は言い、夏目とニャンコ先生はいつ来るとも分からない龍との遭遇を期待しながら空を見ていた。
そんな時二人は道端で、大きな頭にひょろっとした体つきをした冴えない姿のちょびと出会う。
がっくりと肩を落としたちょびに訳を聞いてみると、昔浜辺で拾った美しい貝から作った大切な櫛が割れてしまった…と、嘆いている。
修理を申し出た夏目だが、ちょびは壊れるのは定め、次の櫛も作りたいと思えるまでの心ときめく素材を見つけられないからと、諦めて寂しそうにしていた。
ちょびが無くした美しく光る貝のように光るモノ…と、美しく光る鱗をまき散らしながら去っていく龍…。
力になってくれたちょびの為にあの鱗を拾って櫛にしてもらえないかと夏目は鱗探しに駆け回った。
ニャンコ先生は来る日も来る日も鱗を探しぐったりとした夏目をいぶかしげに見ていた。
犬の会追跡班
ある日、夏目は中級妖怪つるつると牛に遭遇する。
いつも世話になっているちょびの為に自分の力だけで鱗を探そうとしていた夏目だが、つるつる達犬の会のメンバーが探す手伝いを申し出る。
犬の会が夏目を思って手伝ってくれる事が分かった夏目はメンバーと共に鱗を探すことにした。
こうしてちょびには内緒で犬の会追跡班が結成されたのだが、龍の鱗はなかなか見つからなかった。
独りいつものように空を見上げ歩く夏目の上に龍が現れ、一瞬ちらりと夏目と目があった。
今日の龍は一枚の鱗も落とさず去って行ってしまった…、するとその時、後ろから声がした。
振り返ると、仮面を付けた初めて見る大きな妖がそこにいた。
その妖は、あの龍がどんなに珍しい龍なのかと言う事、鱗が生え変わる時期だけ飛んで鱗を落とすと言う事、そしてもうすでにほとんどの鱗が落ちてしまっていると言う事を教えてくれた。
大切な友人にどうしても鱗を送りたい夏目は、龍をめざし走り出し龍に叫んでみたが、龍は大きく体をうねらせただけで一枚の鱗も落とさず去って行ってしまった。
龍の正体
諦めかけた夏目の前に犬の会追跡班が現れ、龍の鱗らしき物体を見たと言ってきた。
急いで皆と共に向かう夏目が見たのは大きな松の木の上にキラリと光る一枚の大きな鱗だった。
決して一人では探し出すことが出来なかった美しく光る鱗を夏目は櫛に出来ないかとちょびに差し出した。
ちょびは鱗を大事そうに手に取り目を閉じた。
すると「ぽんっ」と櫛が出来た。
そして次の瞬間、ちょびはするするすると姿を変えていった…大きな美しい白い龍へと。
目を見開く夏目とニャンコ先生と犬の会のメンバー。
ちょびには内緒で皆で探し始めた鱗ではあったが、ちょびはすべて知っていたのだ。
そしてちょび自身と言ってもいい鱗を美しいと言ってくれた夏目に感謝をし、夏目と皆への気持ちを櫛に乗せて前の櫛よりももっともっと末永く大事にすると言い残して空に去って行った。
夏目友人帳【第109話】の考察・感想
テーマはやっぱり愛ですよ愛。
夏目くんを暖かく見守る犬の会メンバーの夏目愛、人の子と妖怪だけれども信頼できる友達としての愛、そして妖怪同士思いやりの愛。
三角形の辺を行きかう様な友情の物語です。
人間とか妖怪とか関係なく、愛を貰ったから、愛で返したい。
誰かのために何かをしてあげたいと思う、あなたは大切な存在だよと言う気持ちが暖かく伝わってきます。
読み終わった後に、見上げたらほんわかしたオレンジ色の空が見えそうな一作です。
夏目友人帳の最新話を無料で読む方法
『夏目友人帳』の最新話を漫画で読んでみたい…
そんなあなたにクランクイン！コミックがおすすめ！
初回の無料登録で、すぐに3000円分のポイントを貰えるので、『夏目友人帳』第109話が含まれている、月刊LaLa2021年1月号を無料で読むことができます。
まとめ
以上、『夏目友人帳』第109話のネタバレと考察・感想をお届けしました。
次回の『夏目友人帳』第110話は、LaLaにて12月23日に掲載予定です。
次回のネタバレ・感想の記事もお楽しみに！
