週刊少年チャンピオン2020年52号（11月26日発売販売）の『六道の悪女たち』第216話！
この記事ではネタバレと考察・感想を紹介しています。
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『六道の悪女たち』第216話のあらすじ・ネタバレ
天道に挑む六道
沙知代を取り戻すため、一人天道に挑む六道。
しかし、ことごとく狙いを読まれ、スマホも奪えず反撃を受けてしまう。
六道がやられる程に乱奈の気性も荒くなり、いつ暴走してもおかしくない状況に。
このままでは沙知代が予知した最悪の未来が現実のものとなってしまう。
一方、ヒューマに戦いを挑んだ飯沼も、窮地に立たされていた。
若槻ヒューマの学びの秘訣
あらゆる技を一瞬にしてコピーしてしまう天才・若槻ヒューマ。
優勢だった飯沼だったが、自身の技を盗まれ、一気に形勢は逆転する。
激しい攻撃を受け、倒れこむ飯沼が一瞬見せたムエタイの構えに、
本能で脅威を察したヒューマは一歩下がり間合いを取る。
今までカンフー一辺倒だった飯沼がムエタイの構えをとったことから、
自身と同じように超スピードで、それを学んだと警戒したのだろう。
だが、すぐにそんな事はありえないと、自信を覗かせ、追撃に向かうヒューマ。
学びの天才であるヒューマに言わせれば、
学ぶとは人間を学ぶということのようだ。
呼吸・表情・言葉遣い…全てを真似て対象の人間になりきる。
そんなヒューマの中には、すでに１００人を超える人間が生きているという。
これはヒューマだからこそ出来る芸当…飯沼には到底できる芸当ではないと高を括る。
飯沼の反撃開始
圧倒的自信を見せるヒューマだったが、再び立ち上がった飯沼から思わぬ反撃を受けてしまう。
それは、今までの戦いの中で飯沼が見せなかったムエタイの攻撃。
予想外の攻撃ゆえに反応できなかったのだ。
ヒューマは飯沼のムエタイについて、戦った相手から学んだものだと瞬時に理解する。
カンフーもしかり。
そんな中、飯沼がヒューマの核心をつく言葉を発する。
「お前のやってることは…所詮ものまねだ」
この言葉に苛立つヒューマ。
続けて飯沼は確認を取る。
お前は失敗や喧嘩で負けたことはあるのか？と。
もちろんヒューマにそんな経験はない。
だが、飯沼に言わせれば、人間は失敗から学ぶものだと言うのだ。
飯沼は今まで数多くの過ちを犯し、そして敗北を知ってきた。
そして自分の負けだけではなく、負けた人間も沢山見てきた。
その度に飯沼は学んできたのだ。
相手の良い部分だけ拾い、真似しているヒューマは、飯沼に言わせれば薄っぺらい人間だという。
良いも悪いもあるのが人間だと。
飯沼の言葉に苛立ったヒューマは、言葉を遮る様に殴り飛ばす。
だが、飯沼は倒れない。
決して倒れない覚悟…たとえ倒れても、何度だって必ず立ち上がる。
それが六道から学んだ事だった。
ヒューマは、それをどんな技だと飯沼に尋ねると、
飯沼は気合と根性だと即答。
この返答には驚きを隠せない様子。
薄っぺらいお前では真似できないだろうと飯沼は付け加えた。
飯沼の言葉に自信を失い、今まで学んできた１００人の影が霞む中、
今度は飯沼が自信を取り戻す。
ヒューマの目には、飯沼の背後にはっきりと仲間たちの影が見えたようだ。
動揺しきりのヒューマに、飯沼のトドメの拳が放たれる。
ヒューマのノートに飯沼波瑠也の名前は、否応なく刻まれることに。
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『六道の悪女たち』第216話の考察・感想
やはり劣勢だった飯沼が一気に逆転していく様がカッコよく、見所だと感じた。
確かに若槻ヒューマは天才であり、圧倒的スピードで相手から長所を学ぶことが出来るが、所詮ものまねの域は脱していなかったようだな。
失敗から学ぶ事の方が、より多くを学び、次に生かせる…それを見事に証明して見せた飯沼は、やはりカッコよかった。
一方で、気になるのは乱奈の暴走。
六道の術が本当に切れかけているのか、暴走寸前の状態に。
このまま六道がやられ続ければ、未来予知が現実のものになってしまう。
まとめ
以上、『六道の悪女たち』第216話のネタバレと考察・感想をお届けしました。
次回、『六道の悪女たち』第217話は、週刊少年チャンピオン2021年1号にて12月3日に発売されます。
次回のネタバレ・感想の記事もお楽しみに！
