LaLa 2020年12月号（10月24日販売）の『天堂家物語』第38話！
この記事では第38話のネタバレと考察・感想を紹介しています。
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『天堂家物語』第38話のあらすじ・ネタバレ
囚われたらん
周から忠誠を誓えと手への口づけを迫られたらん。
らんの上半身は緊縛され梁に括り付けられているものの、足は自由が利くのでこの距離なら周を倒せるかもと考えるが、周のあまりにも余裕そうな態度に考えを改めた。
らんは、雅人のことを思いつつ、やっつけるように周の手に口づけをした。
周はらんの必死な様子に思わず吹き出し、今はこれで勘弁してやるが誓いを違えたら命はないと告げ、見張りがいるから逃げることを考えるなと釘をさして自室へ戻っていった。
縣
見張りのことを聞き、らんは周を倒さなくてよかったと思わず胸をなでおろした。
一人になった部屋で、ここがどこかを考える。一軒家のようだが、敷地内のもう一つの離れなのか？
雅人や立花のことも思い出した。操との面会での失敗を取り返そうとお茶会に来たのに、まんまと捕まってしまい、これでは雅人に見捨てられてもおかしくないと考える。
らんはなんとか気を取り直し、ここから逃げる方法を考えようとした。縛られたまま立ち上がり、まずは自分の周りの状況を確かめてみた。
縛られているところからは窓や出口には届かないようになっていた。周は特殊な構造といっていたが、中庭にも仕掛けがあるのかもしれない。
いずれにせよ、縛られたままでは思うように身動きがとれない。縄がどうなっているのか、器用に足で触って手首から梁につながっている縄の様子を調べようとするらん。
試行錯誤していると、誰かが部屋に入ってくる物音がした。
使用人の縣が入ってきた。
縣は入ってくるなり、らんの姿を見て声をあげた。
足を頭の上まで振りかぶって縄を触っていたので、着物がはだけて太ももまであらわになっていたのだ。
あわててらんの足に自分の背広をかける縣。どうやららんが色仕掛けしていると思ったらしい。
ごめんねと言いながら、申し訳なさそうに縣はらんにさるぐつわをかませた。
そして、らんは鳳城蘭ではないのかと遠慮がちに問いてきた。
問いに答えないらん。
その様子を見て縣は、らんに周様には逆らわない方がいいと忠告した。
本当にいい人そうな様子の縣を見て、らんは必死に訴えればもしかしたら縄をゆるめることくらいはしてくれるかもしれないと思い立った。
いちかばちかで、さるぐつわをはめられたまま必死に訴えるらん。
その様子に気づいた縣は、らんのさるぐつわを外してくれた。
縄が食い込んで痛いから、少しだけでも緩めてほしいと（無意識に）艶っぽく頼み込むらん。
縣はまたしても色仕掛けをしかけられたと思い、慌てふためくのだった。
らんの正体
騒ぎを聞きつけた周が、縣に誤解されてうなだれるらんの元にやってきた。
らんと雅人の関係が、肉体関係込みの爛れた主従関係だと思っている周に、らんは全然違うと否定する。
お茶会の時から、異分子であるらんが気になっていたという周は、らんに何者なのか、雅人とはどういう関係なのか嘘偽りなく聞かせるよう迫った。
らんは、周に雅人のために鳳城蘭になったいきさつを語った。
死にかけて天堂家を一度出たものの、顔に傷を付け、鳳城蘭となることを決めて戻ったらんになぜか雅人は冷たくなってしまったと語るらんに対し、周はそれは手に入れたから優しくする必要がなくなったのだと指摘した。
そんな主は見捨てて自分のものになれと迫る周の顔に、雅人の面影を見出し思わずらんは揺らぎそうになったが、雅人は自分の生きる意味なのだと答えた。
あの男のどこがいい、操の操り人形のあいつに付いても先が無いという周に、らんはその理由を知りたがった。
周は、いいだろう聞かせてやろうと、天堂家で起こっていることを語り始めるのだった。
『天堂家物語』第38話の考察・感想
周に忠誠を迫られて、らんは口づけするのか⁉
前回から気になるところでしたが、あんなにしょうがなしにやっつけられたら私も思わず笑ってしまいました。
らんの色仕掛けに「自分を大事に！」という縣のまじめさにもほっこりしましたね。
らんが周に雅人と爛れた主従関係だとか雅人に惚れているだとか言われてその度にぎょっとしたり慌てたりするのがすごくかわいいと思いました。
次回はいよいよ天堂家の謎が明かされる…？操と雅人の関係は？気になることがいっぱいです！
まとめ
次回の『天堂家物語』39話は、LaLaに11月24日に発売されます。
次回のネタバレ・感想の記事もお楽しみに！
