週刊ヤングジャンプ2021年2号(12月10日発売)の『九龍ジェネリックロマンス』第34話!
この記事では最新話のネタバレと考察・感想を紹介しています。
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『九龍ジェネリックロマンス』第34話のあらすじ・ネタバレ
工藤、仕事サボって麻雀する
「リ~~~~~~~チ」
工藤は、広場で老人たちと麻雀に興じていた。
どうやら今日は勝ちがこんでいるらしい。また!?とか、歳下のくせに生意気だとかなんやかんや言われている。
「ま、自分持ってますから!」
自慢げにそう言った工藤の後ろから、「やってますね~」と明るく鯨井が皆に声をかけた。
ミシンのネーチャンと昼飯はどうしたと聞く工藤に、鯨井は今日は楊明はオフなので工藤と水ギョーザに行こうかと思って誘いにきたと答えた。
ふと、鯨井はあることに気が付く。
いつもの麻雀メンバーの一人、陳さんが見当たらない。
聞くと、今日は無断欠席なのだそうだ。あまりこういうことはないらしいのだが…。
代わりにどう、と鯨井は老人たちに誘われたが、ルールが分からないので、と丁重に断った。
ルールなんて簡単だよという老人たちの声に、ためしに工藤の牌を覗いてみると竹のような模様が並んでいる。
「あー、この竹?みたいなのを工藤さんは集めてるんですね」
悪気なく笑顔で手をバラす鯨井に、あせらされる工藤であった。
九龍に関するある仮説
麻雀を無断欠席した陳は、蛇沼総合病院にいた。
「急にお呼び立てしてすみません」
陳は、この前の健康診断の件について話があるといって蛇沼に呼び出されたのだった。
「まさか何か病気が見つかったんじゃねーだろうな!?」
騒ぐ陳に、静かにお待ちくださいとなだめる蛇沼。
その時、ドアが開いて誰かが入ってきた。
振り返った陳は、「あ。」と声を上げる。
お面をつけたグエンを見て、「いつぞやのお面男じゃねーか!!」と叫んだ。
蛇沼に知り合いか尋ねられた陳は、前に広場で見かけたと答える。
不用意に見られていた事をとがめるように、蛇沼は軽くグエンを睨みつけた。
グエンはバツが悪そうにそっぽを向き、首筋をかいている。
と、その時電話が鳴った。
「着きましたか」
蛇沼の部下からの電話で、今からある人物を九龍敷地内に入れるところだという。
後ろで、その人物の声が聞こえる。
『相変わらずホコリっぽいなァ』
蛇沼の前にいる陳は、待たされすぎてすっかり退屈している。
「オイ先生サンよォ、いつまで待たせんだァ?麻雀終わっちまうヨ」
その姿をただ見つめていた蛇沼は、電話で部下の『入りました』の声を聞いた瞬間、目を見開いた。
今の視点からは、陳が座っていた椅子ははっきり見えなかった。しかし…陳の気配はない。
消えてしまったのか。
蛇沼は、部下に九龍へ連れてきた「陳」へ謝礼金を渡して自宅まで送るよう指示すると、電話を置いた。
「…フン、これは想定外の展開です」
2人きりになった部屋で、グエンは面を外して言った。
「…そもそも、想定できる場所ではないだろう」
鯨井玲子はなぜ死んだ?
会社に戻ってきた工藤と鯨井。
工藤はさっき鯨井に手をばらされて麻雀に負けてしまったことに、まだ腹を立てていた。
鯨井はふと、工藤の鍵についていた、工藤の名前である「発(はじめ)」と同じ文字が書かれた牌に目をやった。
「工藤さんの名前の牌あるじゃないですか 強いんですか?」
そう聞く鯨井に、牌自体が強い弱いじゃなく、あくまで役をつくるのだ。組み合わせだと工藤は答える。
「おめー、まじで何もしらねーんだな」
とあきれる工藤に、「はぁ…」と鯨井は生返事を返した。
と、パソコンで作業している工藤の画面に、警告のウィンドウが現れた。
『”西安楼”という名前の古い項目がすでにこの場所にあります。現在移動中の新しい項目で書き換えますか?』【中止】【書き換える】
背中合わせで作業している鯨井に気づかれぬよう、工藤はそっとマウスをクリックした。
場面は再び蛇沼医院に移る。
「さて、これで一からになりましたが、おそらく第2のあなたはもう存在しないでしょうね」
安心したか、と聞く蛇沼に、グレンはキラッキラの笑顔で「すっごく」と答えた。
それにしても陳さんなんてよく見つけてきたねというグレンに、蛇沼はたまたまだと答える。
ちなみに工藤についても日本の旺来地産に問い合わせ中だという。
工藤の名に、グレンはわずかに反応する。
そういえば、と蛇沼はグレンに訪ねた。
「鯨井令子の死因は何だったんですか?」
場面はまた、工藤と鯨井の勤める会社に戻る。
早めに仕事が済んだらしく、二人は明るいうちに会社から帰れることになった。
会社のシャッターを下ろし、二人で帰る。
先を歩く工藤に、鯨井は声をかけた。
「陳さん、ちょっと心配じゃないですか?一人暮らしでしたっけ…」
「何、家で死んでんじゃねーかって?」
工藤のセリフに思わず鯨井の顔は青ざめた。縁起でもない、という鯨井に工藤は笑う。
「案外、人は簡単に死んじまうからなァ」
――――
場面は変わり、グエンが蛇沼の問いかけに答える。
「彼女の死因については…口にしたくない」
あれは何かの間違いだと、当時工藤とも話をしたという。
「だって…」
――――
しばらく黙って歩いていた工藤と鯨井だったが、ふと工藤は鯨井に呼びかけた。
「お前さ、どこまで知ってんだ?」
「え?」
突然の言葉にすぐには返事をできない鯨井。
絞り出すように、彼女はもうこの世に居ないということをグエンに聞いたと言った。
グエンに会ったのかと重ねて聞く工藤に、鯨井はちょっと前に偶然会ってそう聞いたと答える。
「なるほどな…ははは…」
工藤は鯨井に背を向けたまま、顔を手で覆った。
――――
「確かに不可解に思う気持ちはわかります」
窓ガラスに雨粒が当たる。――雨が激しく振り出した。
蛇沼はグエンに続けて言う。
「また、あなたが第2の鯨井令子に腹を立て、工藤発の行方を気にするのも」
――――
「はは…ははははは」
工藤は笑い続ける。
「工藤さん…?」
不安そうに鯨井が声をかけた。
「鯨井令子は、俺が殺したんだよ」
顔から手を外し、ゆっくりと鯨井を振り返った工藤の顔には、何の表情も無かった――
――――
グエンは言う。
「何かの間違いさ…」
『九龍ジェネリックロマンス』第34話の考察・感想
冒頭はコメディな雰囲気で始まったのに、あっという間にシリアス展開…!
1回読んだだけでは頭がついていきませんでした。
え?陳さん?消えた?
もう九龍で麻雀する陳さんは出てこないの?
鯨井(A)(今の鯨井じゃない方)は工藤に殺された?
?がいっぱいになりましたが、なんとか考察します。
グエンが言っているセリフから考察すると、工藤が直接手をかけて殺したわけではないのでは。
工藤が関わる何らかの事件に巻き込まれて死んでしまった、とか…。
そこに鯨井(B)(現在いる方)が、九龍に突然出現?
ううん、考えれば考えるほどなんだかわからなくなってきました。
いよいよ核心に迫ってきてドキドキです。次回の展開に期待します!
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まとめ
以上、『九龍ジェネリックロマンス』第34話のネタバレと考察・感想をお届けしました。
次回の『九龍ジェネリックロマンス』第35話は、ヤングジャンプ4&5合併号にて12月24日に発売予定です。
次回のネタバレ・感想の記事もお楽しみに!
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