週刊ヤングマガジン2021年8号（1月18日発売）の『マイホームヒーロー』第123話！
この記事ではネタバレと考察・感想を紹介しています。
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マイホームヒーロー【第123話】のあらすじ・ネタバレ
慎重に好機を窺う鳥栖哲雄
半グレや使用人に見つからないように押し入れの中に隠れた鳥栖哲雄。
危機を脱したが、表に出るには危険が伴うため、押し入れから屋根裏に上れないか試してみる。
見つからないようにゆっくりと屋根裏に上る鳥栖哲雄。
音が鳴らないように天井板は避け、慎重に梁の上を移動する。
使用人と鳥栖郷一郎の会話から鳥栖零花が逃走していることが判明する。
鳥栖郷一郎は女の鳥栖零花では遠くに逃げられないと楽観視している。
声からターゲットの鳥栖郷一郎だと判明したが、この先の計画はまったくの白紙である。
使用人や半グレに見つからないようにしなければならず、鳥栖哲雄は慎重に機会を窺う。
ベストは皆が寝静まった後だが、半グレもそのタイミングを狙っているはずである。
先に鳥栖郷一郎の身柄を拘束されてしまっては手が出せなくなる。
鳥栖哲雄は必死に半グレより先に動く方法を考える。
何かの音を出せば、人が起きていると判断して半グレは動かないだろう。
しかし、それでは自分が見つかる可能性が高まる。
良い案が思いつかない。
人の心を持っている一面もある鳥栖郷一郎
その時、隣の部屋で安静にしていた鳥栖天照が咳をする。
相当体が悪いことが伺える。
鳥栖郷一郎は隣の部屋に赴き、鳥栖天照を優しく労わる。
鳥栖天照もまた鳥栖郷一郎の体を労わる。
天井裏から美しい夫婦愛を眺める鳥栖哲雄。
この優しさを娘の鳥栖歌仙、孫の鳥栖零花に対しても向けていたのかと憤る。
そしてすぐにその考えを打ち消す。
自分がこれから鳥栖郷一郎にしようとすることを考えると、鳥栖郷一郎の善悪について指摘する資格などないからである。
人の道を外れた儀式
鳥栖郷一郎が脱衣所に移動する。
鳥栖哲雄もその方向に移動しようとするが、天井裏からは脱衣所までは行けなかった。
何より鳥栖家は薪風呂である。
誰かが外で薪を燃やしているため、鳥栖郷一郎を襲うチャンスにはなりえない。
慎重に次の機会を窺う。
風呂に入って身綺麗にした鳥栖郷一郎は祭りの締めの儀式を行う使用人に伝える。
使用人は周囲から奥の部屋に近づかないように人払いをする。
奥の部屋に一人で向かう鳥栖郷一郎。
服を脱ぎ、子作りの儀を始めようよする。
その相手は新たなオガミメとなった娘である鳥栖歌仙だった。
悲痛な面持ちで「はい」と答える鳥栖歌仙。
鳥栖哲雄と鳥栖零花を守るために自分が犠牲になることを決めた鳥栖歌仙だった。
想定外の状況に驚愕する鳥栖哲雄が思わず音を出してしまう。
ハクビシンの音かと思った鳥栖郷一郎のおかげで大事にはならなかった。
鳥栖郷一郎が鳥栖歌仙の服を剥がしていく。
涙を流しながら、鳥栖哲雄と鳥栖零花に関わらないことを懇願する鳥栖歌仙。
下品な笑みを見せながら応じる鳥栖郷一郎。
いづれ鳥栖天照は死ぬ。
その後の村を繁栄させるために鳥栖郷一郎を満足させろと事に及ぼうとする。
無音で背後に近づく鳥栖哲雄。
全力でパチンコを引いた鳥栖哲雄は逡巡の表情を見せる。
だが、鳥栖郷一郎が後ろに気付いた瞬間、パチンコの玉は鳥栖郷一郎の頭を捉えた。
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マイホームヒーロー【123話】の考察・感想
既に人の道を外れた鳥栖哲雄ですが、それでも人を殺めるのに逡巡します。
鳥栖哲雄はシリアルキラーではありません。
それでも愛する妻を守るためにパチンコの紐を離すのです。
これまで苦悩してきた描写を散々見てきたからこそ、逡巡する描写に共感できて良かったです。
特に鬼畜に描写されている鳥栖郷一郎相手でも、殺めることに悩み、それでも覚悟を決める様子は決して褒めてはいけないのでしょうけれど、父親としての格好良さが表現されていましたね。
まとめ
以上、『マイホームヒーロー』第123話のネタバレと考察・感想をお届けしました。
次回の『マイホームヒーロー』第124話は、週刊ヤングマガジン10号（2月1日発売）にて掲載予定です。
次回のネタバレ・感想の記事もお楽しみに！
