ヤングジャンプ2021年16号(3月18日発売)の『【推しの子】』第37話!
この記事では最新話のネタバレと考察・感想を紹介しています。
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【推しの子】【第37話】のあらすじ・ネタバレ
カオスな楽屋
JAF(ジャパンアイドルフェス)当日。前日の夜、ぴえヨンの中身が実はアクアだったことを知った有馬かなは動揺していた。なぜ入れ替わっていたのか?自分が真面目にレッスンするように?優しくしてくれたのも嘘?
頭の中がごちゃごちゃで、結局一睡もできずに大事な日を迎えてしまった。とっとと楽屋に行って、少しだけ仮眠をとろうとステージの方へ向かったかなは、ミヤコにそっちじゃないと止められた。
「ステージ側の楽屋は出番直前にしか使えないの」
じゃあ着替えとかは、と聞くルビーに、ミヤコはふふふと笑って答えた。
ガヤガヤ…ガヤガヤ…
ミヤコに楽屋だと言って連れてこられた場所は、広いながらも出演者が一気に集められ、人口密度がえげつない事になっていた。
圧倒されるかなたちに、ステージが多いフェスではこんなものよ、とミヤコは涼しく言う。
出演者や関係者数百人が全部詰め込まれて荷物の置き場所もない。着替え部屋もないから、各々パーテーション裏で着替える。しかし、撮影用の場所だけは綺麗だ。
メインステージに呼ばれる位の有名グループは、別室を用意してもらえる。しかし地下アイドルやそこそこのアイドルへの扱いはこんなものだ。良い待遇を受けたければ、売れなければならない。
「さっ 出番前はバタつくからお弁当食べたり準備するなら今のうちよ」
ミヤコにそう言われ、各々準備することにした。
私がやらなきゃ…
用意されているお弁当に目を輝かせているルビー、フォロワーに見つかって一緒に写真をねだられるメムちょ。それぞれが過ごす中、かなは少しでも眠ろうと目を閉じるが、楽屋の熱気がすごくて眠れそうにない。
「大丈夫?」
かなの様子を見て、ミヤコが声をかけた。寝不足なだけだ、と答えるかなにミヤコは緊張してるのかと聞く。
「馬鹿言わないでください」
哺乳瓶吸ってる頃からこの業界でやっているのだ。今更緊張なんてするわけがない。
「二人の事は私に任せてください」
(そうだ 私がどうにかしなきゃいけないんだ)
ミヤコにそう言いながら、かなは自分に気合を入れようとした。
芸歴十七年の自分があのぴよぴよたちを引っ張らないといけない。自分の肩にはいろんな人の仕事が乗っかっている。自分がコケたら全員がコケる。自分を信じて賭けてくれた人の期待を。
そう思いながら、子役時代CDを出した時のことを思い出した。
(ヤな事思い出しちゃった…やば…ネガティブは駄目だ…)
CDをリリースした時のイベント。客の失望交じりの目。席が少しでも埋まってるように見えるために私服で混ざるスタッフ。
期待に応えられなかったタレントの苦しさは、中々言葉にできない。
成長し、子役としての旬が過ぎてしまったかなには子役事務所で仕事がなかった。
芸能活動のために共に上京した母は、祖父の看病のためにかなを一人残して実家に帰った。
(私はもう要らない?)
ネットでは、子役じゃない有馬かなに価値があるかとか、成長したかなにファンは居ないと書かれた。
いつしか、かなはネットの書き込みみたいなことを自虐で口にするようになっていった。
自分みたいな不人気が『B小町』を引っ張るなんて、思い上がってる。
(でも私がやらなきゃ…二人を私が……)
新人アイドル
「先輩」
思い詰めるかなに、ルビーが声をかけた。
「めちゃくちゃ緊張してきた。」
「ええっ!?」
さっきまで楽しそうにはしゃいで、余裕そうだったルビーは、目に涙を浮かべてぷるぷる震えていた。本番が近づいてきたら、だんだん緊張してきてしまったらしい。
「先輩は怖くないの?」
涙目でかなの手を取るルビー。
「当たり前でしょ。何年やってると思ってるの?」
ミヤコにも言ったような強がりを、ルビーにも言う。
ルビーはそれを聞いて、少し黙った。
「皆そうやってすぐ嘘つく」「手めちゃくちゃ冷たい 先輩だって緊張してるんでしょ?」
ルビーにそう言い当てられ、かなはあわてて手を離した。アンタなんかに心配されるほど落ちぶれてないわよ!と言い放つかなに、ルビーは臆病な子犬ほどよく吠えるんだよなー…としれっと答える。
「でも良かったぁ 先輩もビビってるって思ったら少し安心してきた」
ルビーはほっとした笑顔を見せる。それと対照に、かなは笑顔なくそっぽを向いたままだ。
「あれ?割と深刻にビビってる…?」
大丈夫だよ、私たちは一人じゃないんだからと励ますルビーに、かなは一人じゃないから駄目なんだと言う。
ステージに上がるのが自分一人なら何も思わない、失敗は今まで何度も繰り返してきた。
だが、今度はルビーとメムちょがいる。失敗させたくない。あんな思いをさせたくない。
「一人じゃないから 怖いのよ」
思いを吐き出すかなの言葉を聞いたルビーは、真っすぐかなに向き合った。
勝手に責任を背負わないで、私は先輩の子役時代とか殆ど知らないし、とかなに言う。ルビーにとって、かなは只の小娘だ。可愛くて努力家な、どこにでもいるただの新人アイドル。
「コケて当たり前!楽しく挑もうよ!」
ルビーはかなの手を引っ張って、着替えに向かった。
着替えのパーテーション裏、かなは吹っ切れた顔をしていた。
(私は新人 新人アイドル有馬かな)
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【推しの子】【第37話】の考察・感想
かなのCDは、相当トラウマになっていたんですね…。
自分ががんばらなきゃ、と全部背負い込んでしまう真面目さと責任感が切なくもあり、可愛くも見えた回でした。
子役からそのまま俳優として残っていく人は何人かいますが、やっぱり簡単なことではないんでしょうね。子役に限らず、若くて人気があった俳優が渋い壮年になっても売れていくのは色んな努力だったりセルフプロデュースが必要になるんだろうなと思います。
かなは子役から新人アイドルに!コケて当たり前、と言い切るルビーに救われました。
ルビーは難病で亡くなった前世の記憶があるからか、すごく天真爛漫なのに達観しているなと思いました。でもその明るさがすごく癒しです。
次回はいよいよ本番!?成功しますように…!
まとめ
以上、『【推しの子】』第37話のネタバレと考察・感想をお届けしました。
次回の『【推しの子】』第38話は、ヤングジャンプ17号(3月25日発売)にて掲載予定です。
次回のネタバレ・感想の記事もお楽しみに!
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