週刊ヤングジャンプ2021年15号(3月11日発売)の『キングダム』第672話!
この記事ではネタバレと考察・感想を紹介しています。
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キングダム【第672話】のあらすじ・ネタバレ
六人目
咸陽で行われるのは、六大将軍任命の儀。
既に蒙武と騰、王翦に陽端和と続き、五人目の桓騎まで名前が上がっている。
残り一席となり・・・口を開く政。
一方その頃、青空の下にいる録鳴未。
同じく壁も、青空の下に立っているのだ。
六人目は・・・〝空席〟とする!!
鳴り響いたのは、そう話す政の声・・・。
皆の脳裏に浮かんだ録鳴未は、練兵の最中だった。
対する壁は、周囲を見渡して立ちション・・・。
〝空席〟という言葉を聞いた文官たちは、驚きの声を上げている。
該当者が、いない・・・?
政に向かって、そう尋ねるのは陽端和。
その通りだと、政は答える。
〝六将〟に入る条件として絶対に譲れないのは、〝戦の強さ〟!!
残念ながら現時点で、この五人に並ぶ者は秦国に存在しないと言う。
それならば、五将でいいと話すのは桓騎。
政はその考えを否定し、六人は必要だと返した。
かつての昭王の時代・・・。
個々で戦っているように見えた旧六将だが、互いの背を守り支え合う働きも見せている。
〝六将〟が揃ってこそ、秦国は本領を発揮すると政は断言したのだ!
ならば七将や八将でもいいと言い、王翦に同意を求める桓騎。
秦王である政に文句を言う桓騎に、昌文君は激怒している。
ただ、同じく桓騎を否定したのは王翦。
率いる将が多くなれば、小隊が取り乱すと指摘。
上に立つ者の数を増やせば、肝心の機動力が削られると話したのだ!
今の中華の現状を考えると、六人が最上。
そんな王翦の言葉に、昌平君が説明を付け加える。
〝六将制度〟最大の武器は、〝速さ〟!!
速さと治癒力
〝速さ〟が武器だと話す昌文君は、これからについても語り始める。
今後は各国に攻め入り、中華の統一を目指す秦。
そこで、この〝速さ〟が生きてくると言うのだ。
敵国の領土を奪っても、兵力が豊富な国はすぐに対応してくる・・・。
つまり、人員を集めて領土の回復を図る!
敵国が治癒を開始する前に、侵略を終わらせるのは〝速さ〟が必要。
そのために咸陽の許可を待たず、攻め込む権限を〝六将〟に与えていた。
昌平君の説明が終わると、口を開いたのは政。
〝速さ〟と〝鋭さ〟を持って、敵国の王都を落とす!!
この〝六将制度〟をもって、六国を滅ぼすと宣言したのだ。
ただ、政は秦国民だけにこの宣言をしたわけではない。
同時に、中華各国に宣言をしている。
この〝六将制度〟の復活は、中華全土に秦の意志を知らしめるものであった。
政の宣言を受け、声を上げる文官たち。
そんな中、昌文君が口を開く。
戦争の自由が許されるからと言って、何をしてもいいわけではない・・・。
敵国であっても一般人の虐殺と暴虐は、一切禁ずると叫んだのだ。
昌文君の視線は、第五将の桓騎へ・・・。
その視線に文句を言う桓騎だが、昌文君は話しを続けた。
さらには反乱など、絶対に許されない!!
昌文君の言葉を聞いた桓騎は、それが王翦に向けられたものだと感じている。
その様子を見て、口を開いたのは騰。
安心してくれと言い、裏切り者は残りの将で抹殺すると宣言した。
かつての六将は、昭王に対して絶対の忠誠心があった・・・。
騰の言葉を受け、そう話し始めるのは政。
しかし、今の五将全員にそれがあるとは思っていないと言うのだ。
それでもここにいる五人が、揺らぐことなく戦ってくれると信じている!!
政はそこまで話すと、最後の言葉を告げた。
ほどなくして・・・六人目の大将軍が誕生することを、信じている!!
候補の筆頭は、李信に蒙恬、王賁の三人。
その存在を感じる騰と陽端和は、笑みを浮かべるのだった。
黄金の六翼
任命の儀が終わると、昌文君に指示を送る政。
その指示によって、何かが運び込まれて来る。
同時に、政は秦の歴史について語り始めた。
それは、太古の伝説・・・。
かつて五帝と呼ばれる存在が、この世を統べていた時代の話しだ。
五帝の一人である帝顓頊には、孫の女脩がいた。
女脩が外で旗を振っていたある日、一羽の玄鳥が飛んできて卵を落としたと言う。
落ちてきた卵を飲み込んだ女脩は身籠り、大業という男を生むこととなる。
その大業こそが、秦国の祖・・・。
玄鳥は天の使いであるため、秦は天の使いから生まれた国である!
政は伝説を話すと、黄金の六翼を持つ玄鳥の像を披露した。
六翼は取り外しができ、首飾りになるように細工が施されている。
この翼を六大将軍の徴として、預けると話す政。
授けるのではなく、預けるのだと念を押す。
国を滅ぼすのは容易いことではなく、六将は誰よりも苦痛を伴いながら戦わなければならない・・・。
政はそう話すと、五人にある言葉をかけて送り出した。
苦痛を乗り越えて六国を制覇し、黄金の羽と共に帰還せよ!!
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キングダム【第672話】の考察・感想
六将任命の儀。
最後の一席は、やはり空席となりました。
秦国内に、この五人に匹敵する将軍はいませんね。
ただ、最も近いのは飛信隊でしょう。
最近は低迷していた飛信隊ですが、瘣の復活によって調子を取り戻すことは明らか。
さらには礼の加入によって、戦力を大幅に高めています!!
一人で、数百人の戦力になる礼。
信と瘣に礼が加われば、三人で小隊を蹴散らしてしまうでしょう。
王賁や蒙恬の軍にはない、圧倒的な武力が飛信隊にはあると思います!
さらには、本能型と知略型の戦術を切り替え可能。
いずれ中華最強の軍となる布石が、既に打たれています!!
まとめ
以上、『キングダム』第672話のネタバレと考察・感想をお届けしました。
次回の『キングダム』第673話は、週刊ヤングジャンプ2021年16号(3月18日発売)にて掲載予定です。
次回のネタバレ・感想の記事もお楽しみに!
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