葬送のフリーレン【第43話】ネタバレと考察・感想!平和な時代の魔法使い

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週刊少年サンデー2021年17号(2021年3月24日発売)の『葬送のフリーレン』第43話!

この記事ではネタバレと考察・感想を紹介しています。

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第42話 第43話 第44話

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葬送のフリーレン【第43話】のあらすじ・ネタバレ

争奪戦に見せかけた対人戦

フリーレンはラオフェンの転送場所に気付いた様子だが、そのまま逃走を許す。

その頃、優雅にお茶をしていた一次試験官ゲナウのもとに二次試験官ゼンゼがやってくる。

ゲナウの前にあったティーセットには隕鉄鳥が止まっていた。

その隕鉄鳥がゼンゼの頭に飛び移る。

二人の魔力操作が如何に上手なのかを物語っている。

さて、ゼンゼは有望な受験者を何人も死なせてしまったことに苦情を言う。

それに対してゲナウは笑みを浮かべたまま「有望な奴はこの程度では死なない」と答える。ゲナウは魔法使いの試験に魔力探知が通用しない隕鉄鳥を選択したのだ。
本当にゲナウは人が悪い。


これは隕鉄鳥の争奪戦に見せかけた対人戦なのだ。
運も実力の内と評するゲナウだが、収穫もあった


運以外の実力で隕鉄鳥を捕らえたパーティーがあったからだ。
残り時間も少なくなった


これからさらに対人戦が激化していくだろう。
ゲナウは頭一つ抜け出しているデンケンは必ず勝ちあがるだろうと予想している


富と権力にしか興味がなかったデンケンがなぜ今更魔法使い試験に出ているのかは気になるところだ。

合理的に勝利を狙うリヒター

デンケンとリヒターがフリーレンの前に姿を現した。

フリーレンはラオフェンが使った魔法を「高速で移動する魔法」だと看破する。

そしてそのまま逃げた方が良かったと助言する。

デンケンはラオフェンが「まだ未熟」と評している。

ラオフェンの魔力操作ではフリーレンなら容易に追跡できてしまうのだ。

そのため、デンケンは足止めのために姿を現した。

デンケンはフリーレンのことを知っていた。

いや、デンケンの世代でフリーレンの名前を知らない方が珍しいだろう。

勇者一行のフリーレン。

有名人だ。

残念ながらカイネは知らないようだが、ラヴィーネは伝説的な魔法使いだと知っていた。

「もっと卑怯な手でくるかと思った」とフリーレンは自信を見せる。

「十分卑怯な手だ」とリヒターはフリーレンがデンケンに足止めされている間に「未熟なカイネと

ヴィーネを狙う」と宣言する。

とても合理的だ。

パーティーメンバー全員が揃わなければならない以上、フリーレンは撤退せざるを得ないだろう。

「やれるならやってみろ」と応じるラヴィーネだが、分が悪いのは認識している。

称号に興味がない老練たち

攻撃を仕掛けようとしているリヒターにデンケンは「足止めで十分」と止める。

宮廷魔法使いのデンケンは政敵を消すために人を殺したこともある。

そのようなデンケンが甘い決断をすることに意外だとリヒターは評する。

デンケンは一級魔法使いという称号に人死の価値はないと考えている。

フリーレンも称号に興味のない人だ。

二人の考え方に呆れるリヒター。

まさか特権のことを知らないとは思わなかった。

人類の魔法使いの頂点に君臨した大陸魔法協会の創始者、大魔法使いゼーリエは一級に認められた魔法使いに一つだけ望んだ魔法を授ける。

巨万の富を得ることも、大病を癒すことも、絶大な力を手に入れることもできる。

魔法使いにとって望んだ魔法を手に入れられるのは願いが叶うに等しいことだ。

だからこそ、一級魔法使いには人外を疑うほどの化け物が揃っている。

リヒターは特権に拘り、勝利を確実にするためにラヴィーネたちを殺そうとする。

デンケンは「何度も言わせるな」と待機を命じる。

「フリーレンは自分が倒す」とデンケンは「大地を操る魔法」でタイマン勝負に挑む。

デンケンは特権などくだらないと思っている。

魔法を探求すること自体が楽しいのだ。

平和な時代の魔法使い

実はフリーレンは師匠フランメに連れられてゼーリエに会ったことがあった。

ゼーリエに気に入られたフリーレンは「望む魔法を一つ授けてやる」と言われた。

「いらない」と答えるフリーレンにゼーリエは「野心が足りない」と呆れ果てる。

だが、フランメは魔王を倒して平和な時代を切り開くのはゼーリエでも自分でもなくフリーレンだと宣言する。

戦いを求める自分たちには平和は築けない。

フリーレンは平和な時代の魔法使いなのだ。

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葬送のフリーレン【第43話】の考察・感想

まったく慌てることのないフリーレンは佇まいからして実力者の雰囲気を漂わしています。

しかしデンケンもまた実力者の格は保ったままです。

一方、リヒターは強者ではあるのでしょうが、小物感もありますね。

デンケンが必死にリヒターを制したのは、カイネやラヴィーネを攻撃させてフリーレンを本気にさせるのを嫌がったのかもしれません。

一騎打ちなら正々堂々と魔法勝負をやってくれるでしょうが、殺し合いになったならどれだけ非道な戦術を使ってくるか予想もできません。

何せ魔王に勝った魔法使いなのですから。

まとめ

以上、『葬送のフリーレン』第43話のネタバレと考察・感想をお届けしました。

次回の『葬送のフリーレン』第44話は、週刊少年サンデー18号(3月31日発売)にて掲載予定です。

次回のネタバレ・感想の記事もお楽しみに!

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